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ダンジョン・バトルロワイヤル~超頭脳による世界救済最善ルート~

作者:txksr
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第一部
エピソード1
  第13話 【広告塔作成(黒鉄)①】 お前本当に作者か? さては…偽物か?

運命の日から5日目。

―――ビィィィィィ!

今日もまた、スマホから侵入警報が鳴り響いた。

入口付近を確認すると、大学生ぐらいの男子6人、女子6人の集団であった。

学生の侵入者たちはお揃いのジャージを着ており、
その上に野球のキャッチャーが身につけるようなプロテクターや
アメフトのプロテクター、中には剣道の防具を着込んでいるものまでいた。

『大丈夫だ、お前は俺が守る!』
『ユウヤ、ありがとう…』

先頭を歩くアメフトのプロテクターをした男子が、
後ろにいるジャージ姿の女子に声をかける。
女子は嬉しそうに男子の手を取り、頬を高揚させた。

(…馬鹿なんだろうか?
こいつらは命がけのダンジョンに来ている自覚がないな。
…まあいいや。 先頭のこいつがいれば『アレ』もうまくいくだろうし、
準備しておこう。)

『ねえ、本当に行くの? 大人に任せれば…』
『馬鹿野郎! 大人になんて任せてられるか!』
『そうそう。
このダンジョンはサイトによれば、宝箱までにスライムとラット、
あとは3体のゴブリンしかいません。
その程度で鉄の剣が手に入るんですから、行かない手はないですよ。』

女子が不安そうな言葉をつぶやけば剣道着の男子が一喝し、
眼鏡をかけた男子がドヤ顔で語る。

(司令塔はこのメガネ君か。
事前に情報を調べてきているしそこそこ優秀そうだけど、
こういうタイプはプライドが高くて調子に乗りやすい上に
想定外のことが起こると途端に頭が働かなくなる。
しかも自分は絶対に正しいと思っているから操りやすいし、
今回の作戦にはもってこいだろう。)

その後、学生たちは慎重な足取りで支配領域に侵入してくる。

そして学生たちが支配領域に侵入してから1分、最初の敵―――
3体のスライムが学生たちの行く手を阻む。

『キャァァァー!?』
『お、落ち着け、ただのスライムだ!』

スライムを目にした女子が悲鳴を上げ、男子が女子の前に出て虚勢を張る。

『叩け! 全員で叩くんだ!』

学生たちは各々が手にした武器―――
バットや木の棒、バールのようなものでスライムたちに一斉に殴り掛かる。

スライムも必死に溶解液を放出して対抗するが、多勢に無勢。

1分にも満たない時間で、3体とも消滅してしまった。

『勝った…俺たちの勝利だぁぁぁ!』

勝利の雄たけびを上げる男子は、
周囲の学生とハイテンションでハイタッチを交わしたのであった。

****

その後も学生たちの快進撃は続き、多くのスライムとラットがその命を散らす。

学生たちが侵入してから2時間、CP的には30程度のスライムたちを損失し、
学生たちも全員レベルアップしていた。

そしてーーー学生たちは最初の宝箱にたどり着いた。

『おい! あれ見ろよ! 宝箱じゃね?』

一目で宝箱だとわかるデザインの箱を前に、学生たちのテンションは急上昇する。

『でも、宝箱の前に…変な生き物がいるよ。』

宝箱の前には、ナイフを手にした邪悪な妖精―――ゴブリンが3体。

ゴブリンたちは学生たちが今まで相手にしていたスライムやラットと比べると
ランクが1つ上がり、さらには武器まで装備している。

『ど、どうする…?』

女子が不安そうに仲間に声をかける。

『ど、どうするって…』

声をかけられた男子は、後ろに控えたメガネ君に視線を送る。

『あの宝箱を守っているのは…ゴブリンですね。 サイトの情報と同じです。』

メガネ君が答える。
魔物の名前がわかることから、彼のクラスは冒険者だとわかった。

『あ、あれがゴブリンか…。 ゴブリンなら雑魚モンスターだよな?』
『そ、そうだな。 俺たちだったら勝てるよな?』
『で、でも…あいつ、ナイフ持ってるよ…』

全員がメガネ君へと視線を送る。
やはり彼がリーダーのようだ。

『行きましょう。
ナイフを持っているのはサイトに書いてなかったので予想外でしたが…
元々あれを倒すために来たのです。
勝てます。 僕たちなら勝てますよ!』

メガネ君が周囲を鼓舞する。

(いいぞ、いいぞ。 戦ってくれないと作戦失敗だし、頑張れメガネ君。)

『出し惜しみはなしです! 鈴木さん、田中さんは左のゴブリンに魔法を!』
『『はい!』』

メガネ君が女子へと指示を飛ばす。

(魔法使いいたのか。
女子の大半は今まで一度も戦ってなかったから、
怖くて戦えないなら何で他の人連れてこなかったんだろうと思っていたが…
魔法使いだったのか。)

『出口君と佐山さんは、魔法でダメージを与えた後に攻撃を!』
『おうよ!』
『わかりました!』

『牧野君は真ん中のゴブリンを、藤井君は右のゴブリンを引きつけてください。』
『わ、わかった。』
『りょ、了解だ。』

『香山さんは、傷を負った人の回復を!
残りはボクの指示に合わせて攻撃に参加してください!』
『『『はい!』』』

(メガネ君はダンジョンに初めて入ったにしては指示出しがうまい。
…が、これだと多分何人か死ぬな。)

リーダーが指示を終えると、2人の女子が手のひらをゴブリンに向ける。

『《ファイヤーボール》!』
『《アイスボール》!』

赤く燃え盛る炎の球と白く凍える氷の球が、左のゴブリンへと放たれる。

(僕がDランクで覚えた『ダークアロー』に比べると大分弱い。
2人は多分【魔法】Fだから、これが2ランク差か。)

『ギィギィ!?』
『『ギィギィ!』』

魔法による攻撃を受けたゴブリンは後ろへ吹き飛ばされ、
仲間を攻撃されたゴブリンは
激しく怒りを表してナイフを振り上げ学生を攻撃する。

『ッシャ!』
『いきます!』

バットを手にした男子と竹刀を手にした女子が倒れたゴブリンへと疾走。
剣道着の男子とキャッチャーのプロテクターを身につけた男子が、
襲い来るゴブリンの前へと躍り出る。

魔法の攻撃を受け倒れこんだゴブリンに、
バットと竹刀による追撃が振り下ろされる。

ここまではメガネ君の作戦通りであった。 ―――ここまでは。
 
 

 
後書き
※「」…ハルキ(主人公)、『』…txksr(作者)

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『リア充だ! リア充が侵攻してきたよ!』

「そうだね。」

『…もっとなんかないの? 「爆発しろ!」とか』

「いや、興味ないし。」

『なんで!?
普通リア充を見たら非リア充は「爆発しろ」って思うものだって聞いたよ!』

「それはごく一部ね。 しかも僕非リアじゃないし。」

『え!? ハルキ君恋人いたの! 本文でいないって言ってたのに。
嘘ついたのか!』

「いないけど。」

『…じゃあなんで?』

「だって、『リア充』って『リアルが充実』している人のことでしょ。
だったら現実でゲーム三昧だった僕は毎日がすごく楽しかったから『リア充』に
分類されるんじゃないの?」

『そうじゃないよ! 「リア充」は恋人がいる人のことだよ!』

「あ、そうなの。 じゃあ違うね。」

『そうだよ! はっはっは。』

「だったら、そもそも『リア充』にはなりたくないな。」

『え!? なんで!?』

「本文でも言ってただろ。 僕はゲームとかにしか興味ないんだ。」

『そうだった、忘れてた。』

「そんなことも忘れてるなんて…お前本当に作者か? さては…偽物か?」

『ち、違うよ! 僕は本物の作者だよ!』

「へぇ。 じゃあこの後の展開を言ってみてよ。」

『ふふん。 簡単だよ。
この後はね、彼らを広…って、それ言っちゃダメな奴じゃん!』

「…ばれたか。 あと少しで記録更新だったのに。」

『なんでハルキ君が記録更新を狙う側になってるんだよ!
普通逆でしょ!』

「いやだって、そっちの方が面白そうだし。」

『おい!』

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「面白かった」・「続きが気になる」という方は、
高評価とお気に入り登録をしてくれると嬉しいです。

また、エッセイも投稿しております。
こちらはひとカケラの面白さもないですが、
知っていればいつかあなたの役に立つことが書けたと思うので
よかったら読んでみてください。

「【健康大全】 エッセンスver.」と
「【何かを上達させたいときにまず最初に知っておくべきこと】」
の2つは特におすすめです。

…あと、作者は豆腐メンタルなので叩かないでください。

いや、ほんとマジで。
 
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