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ダンジョン・バトルロワイヤル~超頭脳による世界救済最善ルート~

作者:txksr
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第一部
エピソード1
  第12話 【世界救済プロジェクト開始】 全部0。

―――が、特に何も起きなかった。

(まあそうだろうな。
まだ人類は【世界救済プロジェクト】の説明を受けている途中だろうし。
それが終わってもすぐに侵略しに来るとは思えない。
…よほどの馬鹿なら別だろうが。)

1時間が経過した頃ようやく説明が終わったようで、
ネットニュースになっていた。

【カオス】への説明と違い、
『人類は未曽有の危機です! 世界を脅かす魔王を討伐しよう!』と、
まるで黒幕は【ロウ】の味方かのように振舞っていた。

(人類側への説明は真実とはかなり違っているな。
魔王が元人間なことも予想通り言ってないし…
プロジェクトの正確な内容は魔王にしか知らされないのか。
もしかすると魔王側の説明も真実と違うところがあるかもしれないが、
人類には質問タイムも設けなかったし
魔王がネットを使えることも言わなかったから情報戦は魔王の方が有利だな。)

情報収集のために掲示板を眺める。

————————————————————————————————————————————

103 名無しの冒険者 ID:yomimase
俺のクラス戦士www

106 名無しの冒険者 ID:ntokunis
俺は魔法使いwww テラ当たりクラスwww

113 名無しの冒険者 ID:yuzinkou
僧侶だわ

121 名無しの冒険者 ID:gazunoum
冒険者だったwwwちょっと冒険してくるwww

132 名無しの冒険者 ID:usousite
俺遊び人www

134 名無しの冒険者 ID:runogasu
>132 嘘乙w

137 名無しの冒険者 ID:kidesuge
んじゃ、俺自宅警備員w

140 名無しの冒険者 ID:nzitudem
>137 イ㌔

278 名無しの冒険者 ID:ositemit
ちな、ステータスは? 俺、肉体G 魔法F 知識G

292 名無しの冒険者 ID:aidesune
ステータス3種類とかwww手抜きすぎwww
ちな、肉体F 魔法G 知識G

————————————————————————————————————————————

(【ロウ】には『種族』の代わりに『クラス』があるのか。
戦士・魔法使い・僧侶・冒険者は本当だろうが、他は嘘だろうな。
まあもしかしたらレアクラスがあるかもしれないけど。

ステータスは、【肉体】・【魔法】・【知識】だけか。
…あれ? 【ロウ】にしかないステータスはないのか?
しかもランクはF~HでEより低いし、
さらに魔王だと10ポイントあった初期BPは3らしい。

この程度なら100人でも余裕だから人数制限は解除したいけど…
もしこの支配領域だけ人数制限がないことがわかって1万人とかで攻めてこられたら終わりだから無理だな。
人数制限を13人以上にできればよかったのに。

…ん? 【知識】G? 僕今【知識】Eだけど何の情報ももらってないんだけど。
前に黒幕に説明されたことがEランクで得られる情報っていう扱いなのか?
だから人類への説明は魔王への説明より情報が少なかった?
そのあたりもちゃんと説明してほしいな。 …まあ、してくれないだろうけど。)

****

そして、疑似的平和終了から8時間が経過した頃。

―――ビィィィィィ!

突然スマホが激しい電子音を奏でた。

何事かと思いスマホを見ると―――
画面に『侵入警報』の四文字が表示されていた。

(ようやく来たか。)

ハルキはスマホを操作してダンジョンの入り口の様子を確認する。

(自衛隊?)

支配領域の入り口には、
迷彩服をまとって重火器を構えた12人の人間が映し出された。

侵入者は互いに背を合わせ、一歩ずつ慎重な足取りで歩みを進める。

侵入者が十歩ほど進んだところで、3つの直径80cmの水たまりーーー
スライムが現れた。

『隊長! 前方に怪しげな物体を発見!』
『総員! 構え!』

ふよふよと動く3体のスライムを目前に、12人の侵入者は銃を構える。

『―――撃てぇぇぇ!』

明らかにオーバーキルと思えるほどの銃弾の雨がスライムへと降り注ぐ。

おびただしい銃撃音が止み、周囲は煙に覆われる。

しかし、侵入者はハンドサインで目標物―――スライムを確認した。

『―――なっ!?』
『後退! 後退せよ!』

煙が晴れると、そこには変わらぬ姿でふよふよとたたずむ3体のスライムがいた。
そして、それらは溶解液を侵入者へと発射する。

『うわぁぁぁ!?』
『ば、化け物ぉぉぉ!?』

そして後方からは、銃口の音に気付き入口付近に控えていたラットが押し寄せる。

錯乱した侵入者が放った乱射が跳弾となって味方の侵入者に当たり、
倒れた侵入者にスライムとラットが迫りくる。

『退け! 退けぇぇぇ!』

その後、12人の侵入者はあっけなく逃げ帰っていった。

(『現代兵器は効かない』っていう黒幕の言葉は無視したのか。
今までAIに頼っていたせいで
緊急事態での正常な判断ができなくなっていたのかな。
まあ、僕的には本当に重火器が効かないことがわかったから行幸だ。
…でも、これのせいで今後の侵入者が減ったら困るぞ。)

こうして、最初の防衛は無傷の完勝に終わったのであった。

****

ネットニュースや掲示板を見る限り、
国内の支配領域へ自衛隊が一斉に侵入したがすべて失敗に終わったようだ。

海外では核兵器を放った国もあったらしいが、支配領域は完全に無傷。
逆に付近の支配領域ではない地域が核で汚染されたことにより、
近々核の使用を禁止する国家間の法案が成立する見込みらしい。

(強大な敵が現れると人間同士で争っている場合じゃないから
人間たちは協力し合うようになる、
っていうのはよくあることだよね。
…はぁ。 敵がいなくても争わないような殊勝な種族だったらよかったのに。)

そして、運命の日から3日目。

【ロウ】―――人類に朗報が流れる。

―――『北海道のダンジョンを攻略していた
   北海道第三師団に所属する隊員12人がレベルアップ!』

―――『有志の学生が攻略していたダンジョンで強力な武器を発見!』

―――『テクノロジーを用いない武器であれば、
   下位ランクのモンスターは人類でも討伐可能である。』

といった記事がネットニュースを騒がせる。

掲示板でもーーー

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872 名無しの冒険者 ID:konokoto
下位ランクのモンスターって何よ?

874 名無しの冒険者 ID:baasobik
>872 スライムとかウルフじゃね?

875 名無しの冒険者 ID:iduiteir
>874 スライムとかいるのか?

876 名無しの冒険者 ID:iduiteir
>875 冒険者はモンスターの名前がわかるらしいぞ。

957名無しの冒険者 ID:uhitodon
強力な武器って何?

958 名無しの冒険者 ID:okuraiim
>957 鉄の剣らしい

959 名無しの冒険者 ID:asukanee
鉄wwwのwww剣www

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―――といった内容が話題になっている。

(鉄の剣はEランクの武器だな。
Eランクで強力といわれるなら、僕の支配領域の宝箱もEランクでいいだろう。)

別のスレッドではーーー

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1 名無しの冒険者 ID:sarugapa
下位モンスターが出現するダンジョンをまとめないか?

2 名無しの冒険者 ID:sokonwot
攻略サイト立ち上げるわ

3 名無しの冒険者 ID:ekitouni
東京都豊島区〇―〇―〇のダンジョン
出現モンスターコボルト

5 名無しの冒険者 ID:tataitem
名古屋市中区〇―〇―〇のダンジョン
出現モンスターダークエルフ

8 名無しの冒険者 ID:osyeikus
新潟県柏崎市〇ー〇ー〇のダンジョン
出現モンスタースライム

10 名無しの冒険者 ID:upianosa
>8 スライムの情報 k t k r ! 柏崎市に乗り込めーwww

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―――などのように国内のダンジョンの情報が次々と投稿され、
攻略サイトには県別・市別で分類されたダンジョンーーー
支配領域の情報が次々と埋まっていく。

もちろんハルキも、

『金沢市〇―〇―〇のダンジョン
出現モンスタースライム、ラット
入口付近に宝箱あり、中身は鉄の剣』

といった内容を複数の掲示板や攻略サイトに投稿していた。
しかも信ぴょう性を高めるために、
複数のIDを使って何度も似たような情報を流す徹底ぶりだ。

さらにハルキは、なんとさりげなく他の優良支配領域の悪評まで広めていた。

そのかいもあってハルキの支配領域は圧倒的な人気を誇ったが、
彼が望む「ある人類」はいまだ現れることはなかった。
 
 

 
後書き
※「」…ハルキ(主人公)、『』…txksr(作者)

※ハーメルンだと「好きなキャラクターは?」や
 「本文と後書きどっちが好き?」という質問をしていたので…。

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『いやー、何割ぐらいでしょうねぇ。』

「なんであんなアンケートしてるの?」

『後書きでも触れていますし、予想は8割ぐらいですかねぇ。』

「ちょっと、なんであんなアンケートしてるの?」

『まあ、残りの2割は後書きを飛ばしている人とかですかねぇ。』

「…おい。」

『ヒィ!? …な、なんですか?』

「だから、なんであんなアンケートしてるの?」

『…だってさぁー、ぶっちゃけ知りたいじゃん?』

「いや、結果は目に見えてるだろ。」

『ほーう。 では、聞かせてもらいましょうか?』

「全部0。」

『おい! もう少し人気あるわ! …多分。』

「まあ、投稿したら、の話だけどね。」

『いや、だから、全話書き終わったら…』

「…で、書き終わると次は『もっと完成度を上げてから』になる、と。」

『…そうなる気がする。』

「だからさ、とりあえず投稿しようぜ。 別に読者が0人でも死なないし。」

『…そうだね、じゃあ投稿しようか!』

「うん。」

『…1年後に。』

「…はぁ。 だと思った。」

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「面白かった」・「続きが気になる」という方は、
高評価とお気に入り登録をしてくれると嬉しいです。

また、エッセイも投稿しております。
こちらはひとカケラの面白さもないですが、
知っていればいつかあなたの役に立つことが書けたと思うので
よかったら読んでみてください。

「【健康大全】 エッセンスver.」と
「【何かを上達させたいときにまず最初に知っておくべきこと】」
の2つは特におすすめです。

…あと、作者は豆腐メンタルなので叩かないでください。

いや、ほんとマジで。
 
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