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ダンジョン・バトルロワイヤル~超頭脳による世界救済最善ルート~

作者:txksr
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第一部
エピソード0
  第11話 【準備完了】 え…い、いや、もうちょっと人気あるでしょ!?

魔王になってから10日が経過した。

特殊能力「魔王」により空気中に含まれる魔素以外のエネルギーは不要のため、
不眠不休で活動できるうえ飲食も必要ない。
なお配下の魔物には必要なため、彼らには一番消費CPの低い食料を与えている。

CPの回復待ちをしている時間は戦闘訓練に費やしたため、
新たな特殊能力「槍技(E)」を覚えた。

(槍技⦅E⦆を覚えてから槍が明確に使いやすくなった。
魔法なしでも毎回オークに勝てるようになったし、
ようやく成長を実感できたな。)

しかし、ここで別の問題が発生した。

その問題とはーーー

———————————————————————————————————————

1 名無しの冒険者 ID:honnozya
俺、魔王になったけど何か質問ある?

2 名無しの冒険者 ID:nruhanan
>1にお薬出しておきますね。

3 名無しの冒険者 ID:igasukid
>1にお薬出しておきますね。

4 名無しの冒険者 ID:esukanee
>2―3 ケーコンおめでとうwww

5 名無しの冒険者 ID:igasukid
>4 ありがとうwww

6 名無しの冒険者 ID:honnozya
いや、マジで魔王www 6km*2の大地主だしwww

7 名無しの冒険者 ID:bokuhara
>6 魔王が6km*2ってしょぼくね?

8 名無しの冒険者 ID:honnozya
これから拡大するしwww

~中略~

296 名無しの冒険者 ID:honnozya
>272 は? マジふざけんな? 俺の支配領域に来いよ! 〇してやるよ。

300 名無しの冒険者 ID:nobesika
>296 通報しました。

———————————————————————————————————————

―――と、どこかの魔王がアドバンテージである事前情報を漏らしたのだ。

最初はネタ扱いされていたが自称魔王の数は徐々に増え、
話に統合性もあることから一部の間では
不可侵地帯は魔王が支配しているとのうわさに現実味が帯びてきたのだ。

(…馬鹿だろ。
【カオス】に選別された奴の中にも優秀じゃないやつも結構いるのか。
まだ信じられていないが、
魔王がネットを使えるとばれれば情報操作もやりにくくなる。
仮に政府が信じてもスマホを使えなくしたりはしないだろうが…
重要な情報は秘匿されるようになるだろう。
そうなれば【カオス】全体が不利になるのに…こいつらは思考力が低すぎる。
こういう連中は本当に邪魔だな。
せめて足手まといはこれ以上何もしないでくれよ。)

****

魔王生活30日目。

約定の時間まで、残り24時間を切った。

馬鹿な魔王の情報漏洩により、すでに世論は打倒魔王へと傾倒していた。

(いろいろ情報が漏れたのに、なぜか魔王が元人間ということは広まってない。
何か作為的なものを感じるが…
とにかくそのせいで人類は『自分たちは正義、魔王は悪』という大義を持って、
罪悪感なく魔王を殺しに来るだろう。

…ま、それはこちらも同じだけど。
元々僕は人情とか義理とかが薄い人間だったけど、
魔王になってからはさらに感じなくなってる。
おそらく魔王に進化したときにそういう効果もつけられたんだろう。
1回人間に近いダークエルフを殺してみたけど、特に罪悪感も感じなかった。
これで人殺しも躊躇なくできるだろう。)

ハルキはこの30日間で特殊能力の「槍技」が「D」に上がり、
「一閃突き」という新しい能力も習得した。
また、侵略者に対する準備も万全にした。

配下はスライム500体、ラット500体、バット100体、ウルフ100体、
ゴブリン100体、コボルト20体、オーク10体、ダークエルフ10体だ。

ゴブリンは消費CP2のナイフ、コボルトとオークは消費CP10の鉄シリーズ一式、
そしてダークエルフと自分は消費CP50の黒鉄シリーズ一式を装備した。
なお、一式とは武器・鎧・兜のことだ。 盾は邪魔になるので入れなかった。

また侵入者を釣るための餌として、ランクEの装備を宝箱に設置した。
ランクがEなのは、
それでも人類が使うであろう装備よりもかなり強いと思ったからだ。
なお最初のうちは毎回鉄シリーズを入れて人類を引きつけるが、
途中からは2回に1回の割合に抑えることによって
人類の強さの上がり幅を下げることにした。
なぜならもし全人類が鉄シリーズを手にしてしまうと、
今のハルキではまだ危ないからだ。

後は装備の予備、普通の机やソファ、
そして最後の切り札として使い捨ての魔道具を数種類錬成。
これでCPは空になった。

(…ふぅ。 完成だ。)

支配領域の入り口は人口密集地に向けて作った。
これで少しは入りやすくなるだろう。

入口に入ると、少ししてからスライムとラットが少数ずつ現れる。
また1kmほどダンジョンを進めば宝箱が設置されており、
そこにはガーディアンとしてゴブリンが3体いる。
ここは弱い魔物と宝箱に入っているランクの高い装備で侵入者を釣るための、
いわば餌ゾーンだ。

そして宝箱の奥へと進むと、バットやウルフが登場。
【真核】まで残り半分というところには、
大量のバット・ウルフ・ゴブリンと20体のコボルトがいる。
ここは侵入者を引き変えさせるためのゾーン。
コボルトまでは見られてもいいと考えた。
なお、ここまでは戦いつつもできるだけ殺さず
けがを負わせるだけにするように命令した。

初めのうちはそうそういないと考えてはいるが、
それでも引き返さなかった人たちは
【真核】まで残り1kmというところでハルキが直接全滅させる。
これは戦闘訓練も兼ねているので不意打ちはしないが、
相手のレベルが高いときはその限りではない。
また万が一倒せなかったり逃げられそうになったりしたときのために、
オーク10体をその周辺に待機させておいた。

さらにハルキには常に5体のダークエルフがお供についているため、
ここで全滅させられないことはまずないだろう。

そして、4回に1回は12人全員をハルキが1人で倒す。
最初のうちは人類のレベルが低すぎてほとんど経験値を得られないので、
入口付近でスライムやラットをわざと倒させて
レベルアップさせてから倒す予定である。
万が一倒せなかったり逃げられそうになったりしたときは
お供のダークエルフも戦うが、基本的に戦うのはハルキ1人だ。

こうすることで4回中3回はほぼ生存率100%、4回中1回は生存率0%で、
平均すると生存率70%程度になる。
人間は都合の悪い情報は見ない傾向にあるので、
「毎回12人中4人死ぬ」よりも「4回に3回は全員生存できる」方が
挑みやすいだろうという計算だ。
またこちらの方が「仲間を殺された」と恨んでくる人が少ないという考えや、
死んだときに「調子に乗って奥まで行き過ぎた」という風に
死亡理由を誘導しやすいという理由もある。
何より全滅させないとハルキの正体がばれてしまうので、
こちらの方がいいのは間違いない。

そして複数人で戦うと経験値は貢献度に応じて分配されてしまうため、
できるだけたくさん経験値を稼ぎたいなら1人で戦うしかない。

よって「情報漏洩を防ぎつつ自分が最も多くの経験値を得る」ためには、
これが今わかっている情報から導き出せる最適解だとハルキは考えた。

なお、残りのダークエルフ5体は常に【真核】のそばに待機させている。

また入口から【真核】までは直線距離なら1.5kmほどだが、
ダンジョンになって道が曲がりくねっていたりするため
実際は5kmほど進まなければならない。

それから残りの5つの宝箱は
【真核】を取りに行くルートから大分外れたところに設置しておいた。
ここにはガーディアンとしてゴブリンが5体もいる上に
宝箱に入っているのは木製の装備なのでうまみはない。

因みに魔王は支配領域内であれば
すべてスマホを利用したライブ映像で確認ができるが、
人類は支配領域内で録画することはできても
それを支配領域外とライブでつなげることは不可能である。
なのでハルキが戦うときは全滅させてしまえば、
ハルキの映像が外部に発信されることもない。

さらに念には念を入れて、ハルキは常に兜とフードで顔を隠すことにした。

(支配領域は一応完成したが、人類の強さによっては調整が必要になるだろう。
それから、ネットでの情報収集と情報操作もしっかりやらないとな。

…まあ、少なくとも序盤で僕が死ぬことはないだろう。
なにせもし僕が12人いてもまず【真核】も取れないし魔王も殺せない。
それなのにできるとしたら、それは人類が強すぎる。
それでは争いにならないからな。

そして序盤さえ乗り切れば、後は魔王有利になるだろうし『対人類』は問題ない。
それより他の魔王への対策を考えないとな。)

―――疑似的平和(残り0h)。

そして、運命の日を迎えた。
 
 

 
後書き
※「」…ハルキ(主人公)、『』…txksr(作者)

———————————————————————————————————————

『さあ、ようやく準備が整い、ついに次話で人類対魔王の戦いが始まります!
次回、「【世界救済プロジェクト】開始」、お楽しみに!

それじゃ、まったねー。

…ふぅ。 疲れた。』

「…え? なんで終わらせようとしてるの?」

『…え、なんでいるの?』

「は?」

『…こ、これから人類との戦いが始まるんだからここにいちゃ駄目でしょ!
さあ、帰った帰った。』

「…いや、そんなんで誤魔化されないよ?」

『…駄目か。』

「当たり前だろ。 よくそれで誤魔化せると思ったな。
…で、何でそんなことしてるの?」

『…いやー、
だって後書き書くといつもいつもハルキ君にいじめられるからさぁ、
もう止めようかなぁ、なんて思ったり?』

「…で、本音は?」

『後書き書くのめんどくさいです!』

「10分で書けるのに?」

『…書けたんだよ、今までは。
後書きって1話からまとめて書いてるんだけどね、
やっぱりネタがなくなってきたなぁ、って思ったんだ。
だから、止めたいなぁ、なんて。 …ダメ?』

「僕はいいけど、読者は減るよ。」

『そ、それは困るなぁ。』

「1人から0人に。」

『え…い、いや、もうちょっと人気あるでしょ!? ていうか1人って誰!?』

「僕。」

『…え、じゃあこのラノベの読者って、実質0人なの?』

「少なくとも今はね。 大体、いつ投稿始めるんだよ?」

『…全話書き終わってから、とか…?』

「はぁ…。 いつになるんだろう。
今年? 来年? …そもそも投稿されるのか?」

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「面白かった」・「続きが気になる」という方は、
高評価とお気に入り登録をしてくれると嬉しいです。

また、エッセイも投稿しております。
こちらはひとカケラの面白さもないですが、
知っていればいつかあなたの役に立つことが書けたと思うので
よかったら読んでみてください。

「【健康大全】 エッセンスver.」と
「【何かを上達させたいときにまず最初に知っておくべきこと】」
の2つは特におすすめです。

…あと、作者は豆腐メンタルなので叩かないでください。

いや、ほんとマジで。
 
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