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ダンジョン・バトルロワイヤル~超頭脳による世界救済最善ルート~

作者:txksr
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第一部
エピソード0
  第2話 【適性調査】 ふははは! 聞いて驚くなよ! 2人もいるわ!

治樹が風呂から上がってふとテレビをつけてみると、
すべてのチャンネルが同じ内容を放送していた。

テレビのスピーカーから繰り返さし流される同じセリフ。
絶えず流れ続ける、言葉を文字に変えたテロップ。

『すべての国民に告げます。 至急、適性調査を実施してください。』

その後、放送を見ていない家族や知り合いがいれば
適性調査を受けるように伝えてほしいと繰り返す。

(さっきまでは適性調査を受けるなと勧告していたのに唐突だな。
この数時間のうちに政府が適性調査を受けるべきだと判断した何かがあったのか。
ここまでくれば…十中八九本物だ。
そして本物なら、場合によっては死ぬ可能性がある。
冷静になってしっかり考えた上で、慎重に行動していった方がいいな。)

そう考えた治樹はスマホを操作して、【スタート】のボタンをタッチする。

『以下の質問にお答えください。 虚偽の回答をしてもかまいません。
ただしその場合は、虚偽の回答を選んだと認識します。』

(超常的な存在が絡んでるだろうから嘘はどうせばれるし、
本当のことを答えた方がよさそうだな。)

現代のスマホはAIによる健康管理のアプリが豊富だ。
脈拍や血圧などの身体の状態、
そこから考えられる病気なども勝手に予測する機能が備わっている。
そういう機能を使えば簡易的な嘘発見器にもなりえるだろう。
ましてや今回は全てのスマホにメールを送れる超常的な存在がいるため、
嘘をつけばばれると考えるのは当たり前のことであった。

Q1 あなたはこの世界にどうしても守りたい人はいますか?

1.100人以上いる
2.10人以上いる
3.3人以上いる
4.1人以上いる
5.1人もいない

(100人以上いれば1~4すべてを選ぶのか?
そういうところでも検査されている可能性もあるな。
…『どうしても守りたい人』か。
そりゃあ自分に損がない範囲なら全員を守りたいけど、
『どうしても』っていうと0人かな。

家族や友達はいるけどそこまで親しいわけでもないし、
恋愛にはあんまり興味ないから恋人もいないしね。
…そういや最近あいつらの誰にも会ってないな。
少し前に七海(なつみ)が『みんなで横浜に行く』って言ってたから
そこに行けば会えるだろうけど、面倒だしな。
あと、あの子は…まあ、10年近く前だし別にいいか。
向こうは忘れてるだろうし。)

その後も様々な問題が続く。

****

そして500の質問を終えると、心理テストのような質問へと変化した。

Q501 トロッコが制御不能になり、
   このままでは5人がひかれて死んでしまいます。
   あなたの近くにはトロッコの行き先を変えるレバーがあり、
   レバーを引けば5人は助かりますが別の1人がひかれて死んでしまいます。
   また、あなたがトロッコの前に出れば
   あなたは死んでしまいますがあなた以外の6人は助かります。
   あなたはどう行動しますか?
   (ただしほかに助ける手段はなく、
   あなたの行動は誰にも見られていないものとします。)

1.レバーを引いて1人を殺す
2.レバーを引かずに5人を見殺しにする
3.自分がトロッコの前に出て死ぬ
4.すぐにその場から逃げる
5.答えられない

(…トロッコ問題か。
5はありえない。 答えられないなんてただの甘えだ。
3もない。 一番大切なのは自分だ。
4は現実から目を背けているだけで2と同じだからなし。
そうすると1か2だけど…1かな。
6人がどういう人間なのかわからない以上、人数が多い方を助けるべきだ。)

その後も似たような問題が続く。

****

治樹はじっくり考えて回答したため
告知されていた3時間を大幅に超える9時間が経過した頃
ようやく1000問の質問に答え終え、
さらにそこから3時間近くかけて見直しをしたため
適性調査終了まで残り3時間程度になっていた。

(長かった…
目安の3時間だと1問10秒ペースだったのか。
前半はともかく後半を1問10秒で終えようと思ったら
しっかり考えている暇なんてないから、
目安はかなり適当な人がやった場合だな。)

『ご苦労様でした。 敷島 治樹 様。
あなたの適正は【ロウ】:1%、【カオス】:99%で【カオス】となります。
自由と混沌を望む志岐様を今から【覚醒の間】へご案内させていただきます。』

そう聞いた瞬間ーーー治樹は意識を失った。
 
 

 
後書き
※「」…敷島治樹(主人公)、『』…txksr(作者)

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『いやーハルキ君さぁ…かわいそうだねぇ。』

「なんで?」

『だって親しい人いないんでしょ? …ああ、かわいそう。』

「じゃあtxksrは何人いるの?」

『ふははは! 聞いて驚くなよ! 2人もいるわ!』

「…いや、大差ないんじゃ…」

『なんだと! 何倍しても0は2にならないんだぞ!』

「+2したらなるけどね。」

『…確かに。』

「それに、『特別親しい人』がいないだけで友達はいるよ。
txksrの『友達』は本当に『特別親しい人』なの?」

『そ、そんなこと当たり前でしょ!』

「本当に?
txksrがそう思っているだけで、
その人たちはむしろtxksrを嫌っているかもしれないよ?」

『…そ、そんなこと…』

「本当かなぁ? 証拠はあるの?」

『…やっぱり全然優しくないじゃん! どこが「根は優しい」だよ!』

「…うわ、またやりやがった。」

『…あ。』

※「ロウ」と「カオス」だけでなく「ライト」と「ダーク」でも分類するなら、
 主人公は「ライト」になります。
 いわゆる「悪役主人公タイプ」ですね。

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「面白かった」・「続きが気になる」という方は、
高評価とお気に入り登録をしてくれると嬉しいです。

また、エッセイも投稿しております。
こちらはひとカケラの面白さもないですが、
知っていればいつかあなたの役に立つことが書けたと思うので
よかったら読んでみてください。

「【健康大全】 エッセンスver.」と
「【何かを上達させたいときにまず最初に知っておくべきこと】」
の2つは特におすすめです。

…あと、作者は豆腐メンタルなので叩かないでください。
 
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