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オズのジンジャー将軍

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第一幕その九

「オズの神々が見ていてくれて」
「それで、ですか」
「何か見えない力でね」
「助けてくれるんですね」
「だからね」
 それでというのです。
「何とかなるんだよ」
「思えば僕達もだったね」
 樵も言ってきました。
「動きが止まったり動けなくなって」
「そこでドロシーが来てくれて」
「助かったね」
「あれも思えばね」
「オズの国の神々の加護だね」
「そうだったね」
「本当にね」
 二人でお話するのでした。
「あの時はどうなるか」
「本当に困ったけえれど」
「それがね」
「助けてもらったよ」
 二人で言うのでした。
「ドロシーが来てくれた」
「それこそがオズの神々のご加護だったよ」
「本当にね」
「そうとしか考えられないね」
「偶然の様に見えて違うのよね」
 ドロシーもこう言いました。
「実は」
「そうだと思うよ」
「一見そう思えてもね」  
 二人でドロシーに応えます。
「それは実は神々のご加護で」
「僕達は助かったんだ」
「そしてお互いに助け合ってだよ」
「今に至るんだよ」
「そうよね、奇跡は実は奇跡じゃない」
 こうも言うドロシーでした。
「神々のご加護ね」
「オズの国のね」
「まさにそれで」
「僕達は助かって」
「それで大きなことが出来たんだよ」
「力を合わせてね」
「これまで」
「そうね、危ないことを乗り越えられて」
 そしてというのです。
「私が今オズの国にいることも」
「全てだよ」
「全てオズの神々のご加護でね」
「救いであって」
「僕達はやってこれたんだ」
「まずは必死に頑張る」 
 そのことが大事だというのです。
「そうすることね」
「そしてそれがね」
「神様のご加護を呼んで」
「そして助かる」
「道も拓けるんだ」
「そういうことね」
「僕もそう思うよ」
 臆病ライオンも言ってきました。
「まずはね」
「何といってもよね」
「必死に頑張ることだね」
「するとそこでね」
「オズの神々が助けてくれるよ」
「そうしてくれるわね」
「きっとね、しかしね」
 こうも言った臆病ライオンでした。
「オズの国はオズの国に最初からいる神々だけじゃなくてね」
「外から入って来た神様も多いわよね」
「うん、エジプトや北欧や中南米の神々もいて」
「ギリシアやケルトの神々もいるわよ」
「日本や中国の神々もいて」
「神様も本当に多いわ」
「そうした国だね、人だってね」
 神々だけでなくです。 
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