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『狭間の世界』

作者:零那
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『温度』



ぬくもりを感じた。気持ち悪いとか、違和感とか、なんでか解らなかった。

だって自分以外の体温なんて猫しか知らなかったから。

妙な安心感を得たら其れは病的に求めてしまう。

嘘の無い生き方は誰かを不快にさせるらしい。
嘘を巧くつけない人間は生きてけないらしい。

そんなの自分で在る意味が無い。だったら生きてく意味も無いよね?

でも...温もりが得られるなら、安心を手に入れられるなら、少しの嘘は悪くないかな。

此で嘘吐きの汚れた奴等の一員になってしまった。


 
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