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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十六話 空から来た者達その一

               第四百五十六話  空から来た者達
 この時桐生兎人と万丈龍我は二人で喫茶店でコーヒーを飲んでいた、その店は二人がいつもいる店である。
 カウンターでコーヒーを飲みながらだった、万丈は桐生に言った。
「野上の店に行ったらな」
「ああ、すげえ美人の姉さんがいるよな」 
 桐生はこう返した。
「あいつのな」
「そしてな」
「その姉さんが煎れたコーヒーがな」
「滅茶苦茶美味いよな」
「そうなんだよ」
 万丈は力説した。
「これがな」
「だからか」
「今度はあの店で飲むか」
 桐生に提案した。
「そうするか」
「そう言うと思ってたぜ、けれどな」
「それでもっていうんだな」
「あの人もうな」
「桜井とだよな」
「だからお前の出る幕はないからな」
「それは俺もわかってるんだよ」
 万丈は桐生に強い声で返した。
「けれどな」
「それでもか」
「美人でしかもな」
「煎れたコーヒーも美味いからか」
「いいな」
「そうか」
「おい、随分言ってくれるな」 
 カウンターの中からマスターの石動惣一が言ってきた。
「俺だって今はな」
「美味いコーヒーをか」
「煎れてるからな」
 だからだというのだ。
「そこそこ繁盛もしてるしな」
「いいっていうんだな」
「そうだよ」
 こう桐生に言うのだった。
「そりゃあそこの店には負けるけれどな」
「それは認めるんだな、マスターも」
「あそこのお姉ちゃんが美人だってこともな」
 このこともというのだ。
「認めるさ」
「そっちもか」
「ああ、ただライダーの行きつけの喫茶店は多いな」
 石動はこうした話もした。
「そうだろ」
「ああ、そういえばそうだな」
 万丈は石動のその言葉に頷いた。
「そうした店が多いな」
「憩いの場所になってるな」
「ライダー達のな」
「そしてそれはな」
「ナスチカもか」
「この店もだな」
 こう万丈に話した。
「そしてここにいると怪人が出たとかな」
「他の世界からの人も来るな」
 桐生が言ってきた。
「そうなるな」
「だから今日も来るかもな」
 石動は桐生に話した。
「怪人の話かな」
「他の世界からか」
「誰かな」
「若し他の世界から来るなら」 
 桐生はコーヒーを飲みつつ鋭い顔になり述べた。
「今度は一体どんな人だろうな」
「大抵中学生か高校生位だな」 
 万丈はその彼等の年齢をした。 
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