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ケニアでの出会い

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第二章

「そしてここでもだよ」
「そうしてパソコンの上にいてだね」
「寒いとね」
「パソコンの上は温かいからね」
「だからね」
 それでというのだ。
「そうした時はいつもいるんだ」
「そうなんだね」
「そして五年の間に」 
 そのナラを見ながら話した。
「この通りだよ」
「随分と大きくなったね」
「うん、子猫だったのが」
 五年のその歳月の間にというのだ。
「この通りだよ」
「大きくなったね」
「そうだね」
「毛並みもよくなったし肉付きもよくなったし」
「変わったね」
「外見はね、けれど性格は変わってないよ」
 こえはというのだ。
「ずっと僕に懐いてくれて」
「ケニアにいた時と同じで」
「僕が家にいる時は」
 その時はというと。
「もういつも一緒というか」
「ついて来るんだね」
「そうなんだ」
 同僚だった彼に笑顔で話した。
「これがね」
「微笑ましいね」
 同僚はその話を聞いてこう返した。
「それはまた」
「そうだね」
「うん、いいことだよ」
「ケニアでは素晴らしい仕事をさせてもらったし」
 NPOの活動でというのだ。
「そして家族も来てくれたよ」
「そう思うとだね」
「最高だったよ」
 こう言うのだった。
「僕にとっては」
「そうだね」
「だからこれからもね」
「その娘とだね」
「一緒だよ、ナラこれからも宜しくね」
「ニャア」
 ナラもここで鳴いて応えた、そうしてだった。
 シャイロンはその頭を撫でた、するとナラは喉をぐるぐると鳴らした、シャイロンだけでなく同僚もそんな彼女を見て笑顔になった。


ケニアでの出会い   完


                2021・3・18 
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