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『永遠』

作者:零那
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『永遠の矛盾』



4月は見飽きた顔と鬱陶しい雑音。
中途半端な優しさと同情の目。

何も知らないくせに。

無駄な詮索をするな。
本当に知りたいなら聞きにくればいい。
直接聞かないくせにコソコソと汚い。

窮屈な教室は息が出来ない。

更衣室では隠しきれないミミズ腫れ。
噂大好き女子達のツマミだ。

其の反対の穢れを知らない真っ白な子には目の毒だった。


大人は綺麗事並べるのが大の得意で、正義の「せ」すら無いよね。
厄介事が大嫌いで、知らないフリが当たり前。

正義感は在るけど無力な私。
チカラがあるくせに何もしてくれない大人。
大人はホント酷いよね。
此の積み重ねた黒い気持ちが衝動となり、血祭りを起こす。
おまえら屑の集まりの代わりはいくらでもいる。

優しさや愛が欲しかったわけじゃない。
ただ「本当」を聞いて欲しかっただけだったのに。


 
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