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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百五十四話 それぞれの世界の勇者達その二

「あんたとエリザベスは」
「またすぐに言ったわね」
「あまりにも性格が違い過ぎるからな」
 だからだというのだ。
「こう言うんだよ」
「嫌な言い方ね」
「けれど実際に同じには見えないからね」
 ダイもアクアに言う。
「アクアとエリザベスじゃ」
「皆そう言うけれど物凄く気が合うからね」
「魂が同じなのかな」
「そういうことよ」
「性格が全然違うのに」
「魂は違うのよ」
「まあそれを言うとややこしいのう」
 ブラスがこう二人に言ってきた。
「実にな」
「それはな、俺達はそうでもないみたいにしても」
「マアムやレオナを見ているとね」
「何かとややこしそうだな」
「自分で自分がわからなくなる位に」
「見ていてもわかりにくい」
 ブラスにしてもというのだ。
「だからこれは慣れんと難しいであろうな」
「そうなんだよね、これが」
 鏡の父が応えた。
「慣れていてもわかりにくいよ」
「やはりそうじゃな」
「声だけじゃなくてね」
 それだけで識別するのではなくというのだ。
「顔や外見、服装に性格と」
「色々見てか」
「誰が誰かわからないと駄目だよ」
「そうなるか」
「うん、そうしていこうね」
「ではな」
 ブラスは鏡の父の言葉に頷いた、そうしてだった。
 実際に彼等はそれぞれの人物のあらゆるところを見てそのうえで誰が誰なのかを確認する様にした。するとだった。
「わかってきたね」
「そうだよな」 
 ポップはダイのその言葉に頷いた。
「徐々にしても」
「わかってきたね」
「レオナ姫とシスターナナさんにしてもな」
「違うね」
「他の人にしてもな」
「あとベルと護堂とか」
 二人の違いもというのだ。
「わかってきたね」
「他の面子だってな」
「そうだ、それぞれ似ている者が多いが違うのだ」
 エレクが二人に言ってきた。
「私もそうした相手が多いがな」
「やっぱり別人なんだね」
「それぞれでな」
 エレクはダイに身振りを交えて話した。
「そうなのだ」
「うん、俺もわかってきたよ」
「それならいい、あとだ」
「あと?」
「この世界のことだが」
 エレクは周りを見回して話した。
「こうした世界も我々はよく知っている」
「そうなんだ」
「剣と魔法、そしてモンスターがいる世界ならな」
 それならというのだ。
「我々もよく知っている」
「じゃあ馴染みもあるんだ」
「かなりな」
 実際にという返事だった。 
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