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夢幻水滸伝

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第百八十六話 発展その十一

「絶対に本物も入ってる」
「UFOの目撃例の中には」
「そや」
 まさにというのだ。
「それはな」
「そうやねんな」
「他の知的生命体はおるとな」
 その様にというのだ。
「考えるのが妥当やろ」
「現実としてやな」
「そや、それでこの世界の危機も」
「宇宙人の場合もやな」
「有り得るわ」
 こう中里に話した。
「可能性として否定は出来ん」
「そやな」
「十星連合の技術は僕等が起きた世界やと二十世紀中頃のアメリカやが」
「二次大戦の頃やな」
「その技術やと宇宙から来る勢力にはな」
「勝てんな」
「そこまでの技術の相手にはな」
 到底というのだ。
「無理や」
「そやな」
「しかしな」
 それでもとだ、芥川は中里にさらに話した。
「それはあくまでや」
「技術の話やな」
「力はわからん」
「僕等のそれはやな」
「星のモンの力は神のそれと同じ位や」
「それだけの力が集まれば」
「どうにかなるかも知れん」
 こう言うのだった。
「しかも何処までも強うなれるからな」
「無限にな」
「それやったらな」
「宇宙人が来てもやな」
「UFOを片っ端から落とすなりして」
 その様にしてというのだ。
「何とかすることもな」
「出来るな」
「そう思う、それでや」
「僕等がまとまってしかも強うなっていく」
「それが大事や、流石に二百三十四人の星のモンが集まって」
 一つにまとまってというのだ。
「今以上に強うなってたらな」
「そうしたらやな」
「ちょっとやそっと以上の危機でもな」
「何とか出来るな」
「そう思う、根拠はないが」
 それでもというのだ。
「その筈や」
「そやな」
「それでや」
「僕等はまとまってやな」
「強うもなる、あと国もな」
 十星連合もというのだ。
「その危機が飢餓とか災害かも知れんし」
「豊かにしてやな」
「防ぐ、災害も国が豊かで技術が高いと」
 それならというのだ。
「対応しやすいしな」
「疫病もな」
「そうやからな」
「国も豊かにしてくな」
「このままな」
「そうしてくな」
「ああ、正直災害も怖いからな」
 芥川は真剣な顔で述べた。 
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