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麗しのヴァンパイア

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第三百十四話

第三百十四話  家に帰って
 華奈子は美奈子と一緒に家に帰った、そしてその後で自分達の部屋に戻ってから美奈子に対して言った。
「またね」
「茶道したいわね」
「ええ、お抹茶飲みたいわね」
「お菓子じゃないの」
「お菓子もいいけれど」
 それでもというのだ。
「あたしとしてはね」
「お抹茶気に入ったの」
「そうなったわ」
 美奈子ににこりとして話した。
「だからね」
「またなのね」
「ええ、茶道をして」
 そしてというのだ。
「お抹茶飲みたいわ」
「それを言うとね」
「美奈子もなのね」
「そうなったわ、お抹茶よかったわね」
「そうよね」
「ああしたお茶もあるのね、ただね」
「ただ?」
「茶道って堅苦しくなくてもいいのね」
 美奈子はこのことを話した。
「そうなのね」
「ああ、そのことね」
「私もずっと堅苦しいって思っていたわ」
「それがよね」
「堅苦しくなくてもよくて」
「楽しめばいいっていうのがね」
 それがとだ、華奈子も言った。
「本当の茶道なのね」
「そういうことね、だからね」
「これからは美奈子もなのね」
「ええ、楽しんでね」
 そうしてというのだ。
「茶道をしていきたいわ」
「そうよね、何か目が冴えてね」
 華奈子はこうも言った。
「あたし今からお勉強したくなったわ」
「私も、お坊さんが修行の為に飲むっていうのもね」
「わかるわね、目が冴えてね」
「勉強したくなるわね」
「これはいいわ、じゃあね」
「今から勉強しましょう」
「そうしましょう」
 二人でこう話して勉学に励んだ、夕食まで勉強してだった。
 その後の夕食の時にまた二人で話した。
「またお抹茶飲もうね」
「ええ、そうしましょう」
 華奈子も美奈子も話した、二人はすっかり抹茶が気に入っていた。


第三百十四話   完


               2020・11・6 
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