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『Departure time』

作者:零那
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『Give up』



此のままでいいわけがない。
解ってたって何も出来ない。

何の力も無い。
生きてる価値も無い。
そう言われてるみたい。

殺伐とした環境。
自由なんか無い。
何も持ってない。

武器も無けりゃ護るものも無い。
在るのは此の細胞の塊だけ。

欲しけりゃやるよ。
何の価値も無いけど好きにしろ。

どうせ思うようには生きれない。
自由なんてもんは夢のまた夢の話。

希望なんてものは絶望する為のものでしかなかった。


 
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