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覇王の隣に戦闘狂 Ruler with Berserker

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銀の君主 6

 
前書き
_〆(。。) 

 
ルールを破るつもりは無い。

そう言った銀髪の少女が苦い顔をしたことに《宗真礼司/そうまれいじ》は自分の立場が有利なことを確信する。


「それなら我が君主(マイロード)の意見であろうと問題は無いはずです。《鷹城桃花(たかしろももか)》は僕の従者となる。その後で彼女を欲しい者が居れば【決闘/デュエル】に応じましょう」


鷹城柊矢(たかしろしゅうや)》は礼司の発言が(しゃく)に障った。


「人の妹を賭けに使うな」

「君に口を出す資格は無い。この場で僕よりも【階位(ランク)】が上なのは、我が君主と其方(そちら)御坐(おわ)す騎士の須勢理(すせり)様しか居ないのだから」


礼司がそう言うと銀髪の少女は何かを含んだ笑みを向けながら告げる。


「ならばこうしましょう。貴方の好きな決闘で鷹城桃花さんの処遇を決めるのです。これなら【ルーン・レルム】の法に反さないわ」


礼司が顔を曇らせた。


「まさか僕と貴女で? 幾ら何でも……」

「勘違いしないで。只の【騎士(ナイト)】階級では到底【君主(ロード)】に敵わないもの。それに今の礼司では同じ騎士である須勢理の相手も勤まらないわ」


礼司は思わず歯噛みする。

銀髪少女の言ったこと。

それは紛れもない事実だから。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「戦うのは彼です」


メイドの須勢理が歩き出す。

来たのは柊矢の前だ。


「鷹城柊矢。これから貴方は宗真礼司に決闘を挑むことになります。断ることも出来ますが、その時は貴方の妹が従者となる。何なら其方の少年が決闘しても構わないのですが」


須勢理は《小山田城嶋戌(こやまだきじまいぬ)》へと視線を()り、二人にどうするか迫った。

銀髪の少女はカスタムされた【レクスペリア】にデータを入れて礼司に示す。


「決闘は明日の正午。それまでに戦いの準備を終え、【刻印決闘場(バトルスフィア)】に来なさい」

「我が君主が仰るのならば従います。しかし僕が勝った時には……」

「ええ……。その時は君主(ロード)の称号を持ち、この【東方島領域(イーストスクエア)】を治める【東方君主(イーストロード)】として、そして《ティリス・ハイゼルベルグ》の御名に()いて、宗真礼司が鷹城桃花を自身の従者にすることを認めましょう」

「証人は私、東の筆頭騎士《須勢理・アウスラーラ》が勤めさせて頂きます」


これに対し礼司は笑みを隠せない。

【第十三ルーン・レルム】における階位でも最上位の二人がお墨付きを与えてくれるのならば、誰も文句は言えないだろう。

堂々と桃花を従者に出来る。


(ふふっ……僕が最下位の鷹城柊矢に負けることは万が一にも無い。それに御二方が保証してくれるとなれば動き易いというもの)


彼は上機嫌に去っていった。
 
 

 
後書き
_〆(。。) 
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