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オズの木挽きの馬

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第八幕その二

「そうなるよ」
「左様ですね」
「そしてね」
 それにというのです。
「どんどん楽しい国になっているよ」
「色々な国のものが楽しめてね」
「それに新しい文明もどんどん入って来ているし」
「思えばね」
 ガラスの猫がここで言いました。
「潜水艦が出て来てね」
「そうそう、飛行機もヘリコプターも出て来てね」
 木挽きの馬が応えます。
「そしてテレビも入って」
「コンピューターにね」
「テレビゲームに」
「そしてインターネットが出来て」
「携帯電話やスマートフォンもあるよ」
「今はね」
「物凄く変わったよ」
 オズの国もというのです。
「本当にね」
「そうよね」
「魔法もどんどん進歩して」
 グリンダも言いました。
「その魔法と科学が一緒になって」
「そしてね」
 木挽きの馬は言いました。
「どんどんよくなっていってるね」
「楽しく便利にね」
「そうだね」
「オズの国も変わったわ」
「色々なものが出て来て」
「そして新しいものもね」
 テレビやスマートフォン等がというのです。
「誕生して」
「凄い国になったよ」
「本当にね」
「スマートフォンなんて」
 モジャボロはしみじみとして言いました。
「いや、テレビですらね」
「モジャボロさんがオズの国に来られた時は」
「夢みたいなものでしたよね」
「ラジオもまだね」
「そんな時代でしたから」
「だからですね」
「うん、こんなものがあるなんてってね」 
 恵梨香達五人にお話しました。
「科学も凄いと思ったよ」
「科学と魔法は同じ位凄いね」
 木挽きの馬はこう言いました。
「そしてその二つが合わさると」
「余計に凄いことになって」
 恵梨香はしみじみとして言いました。
「夢みたいなものになるわね」
「そうだよね、オズの国を見てると」
 ジョージは恵梨香に続きました。
「心から思えるよ」
「科学と魔法が一つになったら」
 神宝の言葉には感嘆すらありました。
「これ以上はないまでに素晴らしいものになるんだね」
「それがあるのがオズの国なのよね」 
 ナターシャはそのオズの国のお話をしました。
「まさに」
「お伽の国だからだね」
 こう言ったのはカルロスでした。
「そんな有り得ないことが普通にあるんだね」
「そうよね、そして色々な人がいるのよね」
 恵梨香はこうも言いました。
「本当に」
「そうだね、妖怪さん達もいるし」
「真田幸村さん達もいて」
「お伽の国だけあって」
「色々な人もいるわね」
「そうなのよね、このまま先に進むとさらに色々な人に会えるわね」
 恵梨香はこのことを楽しみで仕方がなくなっていました。
「今回の旅でも」
「そうだね、だから先に進んでいこうね」
 木挽の馬が恵梨香に応えました。 
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