英雄伝説～灰の騎士の成り上がり～

明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。 

～ログナー侯爵邸・離れ～



「雷よ――――――あたしに力を！！」

ジェダルとの戦闘を開始したサラはクラフト――――――雷神功で自分自身を強化し

「吹き飛べっ！！」

ジェダルはクラフト――――――竜牙衝を放った。

「「！！」」

自分たちに襲い掛かる竜の牙のように鋭い斬撃波を目にした二人は左右に散開して回避し

「エニグマ駆動―――――スパークル！！」

「！」

回避を終えたシェラザードは僅かな時間で発動させる下位アーツを放ち、ジェダルは頭上から襲い掛かる稲妻に瞬時に気づくと共に回避した。

「切り刻め――――――紫電一閃！！」

「邪魔だ！」

サラがジェダル目掛けて紫電の旋風の刃をジェダルに放つとジェダルはクラフト――――――禍汲斬(ガルベリオ)で無効化した。

「魔の風よ、我が敵を吹き飛ばせ――――――虚空の迅風！！」

「！ぐ……っ！？」

そこにサラがジェダルに攻撃している間に魔術の詠唱を終えたシェラザードがジェダル目掛けて強力な魔力風を生成してそれをジェダルに放ち、襲い掛かる魔の風を咄嗟に自身の得物で防御したジェダルはそのまま吹き飛ばされて近くにあった障害物にぶつかってダメージを受けた。



「鞭の女は魔術の使い手か。ならば……―――――喰らえ！」

「その程度！」

シェラザードが魔術の使い手である事に気づいたジェダルは静かな表情で呟いた後近くにあった調度品をサラ目掛けて凄まじい速さで投擲し、投擲された調度品をサラは銃で撃って撃ち落とすか破壊して無効化した。ジェダルはサラが自身の攻撃の対処をしている間に僅かな助走で天井ギリギリまで跳躍した。

「ハッ！」

「しまった！？今の攻撃は囮だったのね……！」

ジェダルに頭上を超えられたサラはジェダルの狙いを悟ると表情を歪め

「セイッ！」

「っ！！」

サラの頭上を越えてシェラザードの前に着地したジェダルはそのままシェラザード目掛けて袈裟斬りを放ち、ジェダルの攻撃を咄嗟に回避したシェラザードだったが、全ては回避しきれず攻撃の一部が左腕にジェダルの得物が掠ってダメージを受けた。



「ふふっ、これについてこれるかしら？」

「！」

一方シェラザードはジェダルへの反撃に魔力を纏った鞭を振り回しながら竜巻の如く回転して竜巻を発生させてジェダルに攻撃し、シェラザードが放ったクラフト――――――ハリケーンウィップによってシェラザードが前進しながら次々と攻撃を繰り出すとジェダルは連続で後ろに跳躍しながら回避に専念していた。

「挟み込んだ！逃げ場はないわよ――――――！」

そこにサラが回避し続けるジェダルの背後から襲い掛かり、前方のシェラザードがジェダルに攻撃を仕掛けたその時

「――――――遊んでやる！」

「あうっ！？」

「ぐ……っ！？」

二人の攻撃が同時に命中する瞬間ジェダルはクラフト――――――禍汲斬(ガルベリオ)を放って二人にダメージを与えると共に吹き飛ばし

「滅せよ！！」

「キャアッ！？あぐっ！？」

ジェダルは更に続けてシェラザード目掛けて離れた場所に広範囲の薙ぎ払いによる斬撃波を発生させるクラフト――――――業禍汲斬（ギル＝ガベリオ）を叩き込み、ジェダルのクラフトによって大ダメージを受けると共に衝撃によって吹き飛ばされたシェラザードは壁に叩きつけられてうめき声を上げた。

「シェラザード！？よくもやってくれたわね……！――――――セイッ！ヤァァァァァァ……ッ！」

「オォォォォ……ッ！」

シェラザードの様子を見たサラは声を上げた後Sクラフトを発動した。サラが紫電を纏って縦横無尽にかけながら次々と攻撃を繰り出すとジェダルは全て見切って次々と繰り出される攻撃を自身の得物でさばき

「ヤアッ！」

「！！」

縦横無尽の攻撃の後に放たれた雷の弾丸は側面に跳躍して回避した。

「オメガ――――――エクレール！！」

「終わりだ――――――爆殲禍汲斬（リム＝レスペリオ）！！」

そしてサラが止めの一撃である雷の斬撃波をジェダルに放つとジェダルは得物に闘気を込めた後薙ぎ払いを放った。すると薙ぎ払いは爆発を起こしながら襲い掛かる雷の斬撃波を飲み込んだ後サラに襲い掛かった！

「なっ！？ヤアッ！」

逃げ場のない広範囲の爆発と共に襲い掛かってくる衝撃波に絶句したサラは咄嗟に天井スレスレまで跳躍した後ジェダルの頭上を飛び越えてシェラザードの近くに着地した。一方ジェダルが放った最大の威力を誇るSクラフト――――――爆殲禍汲斬（リム＝レスペリオ）は離れの壁を易々と破壊して離れに巨大な空洞を作った！



「危なかったわね……今のを喰らえば間違いなく倒れていたでしょうね……―――――大丈夫かしら、シェラザード？」

「ええ……”影の国”の時にウィルさん達から作ってもらった防具を身につけていなかったら、今ので沈んでいたわ……」

ジェダルが放ったSクラフトの威力の凄まじさに驚いたサラはシェラザードに声をかけ、声をかけられたシェラザードは疲れた表情で答えた後立ち上がって鞭を構えなおした。

「……”力の差”を理解していながら、まだやるつもりとはな……――――――ならば、ここからは”本気”になってやろう。」

二人の様子を見たジェダルは静かな表情で呟いた後全身に凄まじい闘気を練り始め、ジェダルが練り始めた闘気によって周囲の空気は震えていた。

「くっ……まさか今まで”本気”を出していなかったなんて、正真正銘の”化物”ね………」

「ったく、諦めの悪い男ね……！」

ジェダルがさらけ出す闘気に押されたシェラザードは思わず呻き声を上げ、サラは厳しい表情でジェダルの一挙一動を警戒していた。



「へえ？ジェダルに”そこまで”させるなんて、エステル達みたいに人間の割に結構やるみたいだね。」

するとその時フルーレティが転移でジェダルの傍に現れて静かな笑みを浮かべてサラとシェラザードを二人を見つめた。

「新手……！？サラ、彼女は彼の仲間なのかしら？」

「ええ……！確か名前は”フルーレティ”で種族は”魔神”とやらよ！」

フルーレティの登場に驚いたシェラザードはサラに訊ね、訊ねられたサラは厳しい表情で答え

「最悪ね……………ここで”魔神”にまで加勢されたら、完全にあたし達の”詰み”じゃない……」

サラの答えを聞いてフルーレティが”魔神”である事を知ったシェラザードは自分たちが更に劣勢になりつつある状況になった事に厳しい表情を浮かべた。



「フルーレティ、わざわざ俺の方に来たという事は”終わった”のか？」

一方ジェダルはシェラザードとサラを警戒しながらフルーレティに訊ね

「フフ……ほら、この通り。――――――あのエルミナって女からもらった”写真”、だったっけ？それに写っていたこの男でよかったんだよね？」

訊ねられたフルーレティは頷いた後不敵な笑みを浮かべて異空間から”恐怖の表情を浮かべたハイデル元取締役の生首”を取り出してジェダルに見せた。

「な――――――ハイデル卿……！？」

「しまった……！ハイデル卿を逃がしてしまった時の事を考えて屋敷に突入した際に仲間の彼女に別行動をさせて、逃げているハイデル卿を見つけた彼女がハイデル卿を殺害したようね……！」

ハイデル元取締役の無残な姿を見たサラは絶句した後信じられない表情で声を上げ、シェラザードは厳しい表情でジェダルとフルーレティが取った行動を口にした。



「よし、これで”依頼は完了だ。”リリカ達と合流するからルーレの郊外に転移してくれ。」

ハイデル元取締役の生首を確認したジェダルは闘気を霧散させて得物を収めてフルーレティに指示をした。

「はいはい。ちなみにあの二人との戦いはいいの？仕事の邪魔をされたんだから、”報復”とかするんだったら私も手伝うよ？」

「依頼が完了したのだから、これ以上やり合うのは”無意味”の上、奴等は”紅き翼”の関係者である事に加えて”遊撃士”だ。依頼人から”紅き翼”の関係者を過剰な攻撃をすることは禁じられている上、万が一奴等を殺すような事があればそれを知ったエステル達が”約束”を破る事も考えられるからな。」

「フフ、それもそうだね。――――――じゃあね。ジェダルに仕事を依頼した人とエステル達のお陰で命拾いしてよかったね。」

自身の疑問に対して答えたジェダルの説明を聞いて苦笑しながら同意したフルーレティはシェラザードとサラを見つめて嘲笑しながら転移魔術を発動し

「待ちなさい――――――！」

それを見たサラはジェダルとフルーレティ目掛けて雷の銃弾を放ったが、既に発動されていたフルーレティの転移魔術によって二人はその場から転移し、サラが放った弾丸は空しく二人が消えた場所を通り過ぎた。



「……………………ッ！」

「あたし達の”完敗”ね………こんなことなら、どちらかがハイデル卿に付いておくべきだったわね………」

二人が消えた後悔しさのあまり近くの壁を殴ったサラは唇を噛み締めながら身体を震わせ、シェラザードは疲れた表情で溜息を吐いた後複雑そうな表情で自分達の判断を反省していた。

「例えあたしとアンタのどちらかがハイデル卿についていたとしても、あのフルーレティって女は”転移”ができるからどれだけ警戒していても”転移”による不意打ちでハイデル卿を殺されたでしょうし、そもそも一人であの傭兵を抑えるのなんて無理だったでしょうから、悔しいけど”転移”に対する対抗手段がない上実力不足のあたし達ではあいつらに対抗できないから、ハイデル卿があいつらに見つかった時点であたし達の”負け”だったのよ……！」

シェラザードの言葉に対してサラは悔しそうな表情で身体を震わせながら自分達の無力さを答えた。その後二人はエントランスで戦っているトワ達の加勢の為にエントランスへ戻り始めた。





～エントランス～



エリゼ達との戦闘を開始したトワ達はアーツの駆動や魔術の詠唱を開始したエマ、クロチルダ、オリヴァルト皇子を残してそれぞれ数人ずつに分かれてエリゼ達に向かった。

「行くよ――――――キ――――クッ！！」

クロウとトワ、アネラスと共にエリゼに向かったアンゼリカはエリゼにクラフト――――――ライトニングキックを放った。

「！」

「――――――遅い！」

アンゼリカの跳躍しての上空からの奇襲攻撃をエリゼが回避するとその瞬間を狙ったかのようにクロウがクラフト――――――クイックバーストをエリゼに放ち

「ハァァァァァァ…………！」

エリゼは襲い掛かる弾丸を高速で太刀を振るって全て斬って無効化した。

「二の型―――――――」

「！二の型――――――」

反撃にエリゼがある剣技を放つ構えをするとそれを見たアネラスも同じ剣技の構えをしてエリゼが剣技を放つと同時に剣技を放った。

「「裏疾風！斬！！」」

それぞれがカマイタチを纏った電光石火の攻撃を相殺した後に同時に放たれた斬撃波も互いの斬撃波がぶつかり合うと相殺された。

「巻き込むよ～……！えいっ！」

「エニグマ駆動――――――エアリアル！！」

「きゃ……っ！？」

その時トワがエリゼの頭上に弾丸を放つと弾丸はエリゼの頭上で弾けると共に竜巻を発生させてエリゼにダメージを与えると共に吸引効果でエリゼをその場で留まらせ、更にそこにオーブメントの駆動を終わらせたオリヴァルト皇子が竜巻を発生させるアーツを発動してエリゼを攻撃し、エリゼは二つの竜巻によってダメージを受けると共に足を止められていた。

「ふふっ？これはどうかな――――――破っ！！」

「っ……！！」

エリゼがトワが放ったクラフト――――――ヘイルストームとオリヴァルト皇子のアーツによって足を止められている間にエリゼに詰め寄ったアンゼリカは零距離による寸勁――――――ゼロ・インパクトを放つとエリゼは咄嗟に太刀で防いだが、ゼロ・インパクトの威力による衝撃によって後退させられた。



「水よ、行け――――――連続水弾！！」

「っと！」

アンゼリカの攻撃を防ぎ終えて反撃を開始したエリゼは水の魔力弾を連続で放ってアンゼリカに自分との距離を取らせ

「二の型――――――洸破斬！！」

「ひゃあっ！？」

続けてトワに神速の斬撃波を放ってダメージを与えると共に怯ませ

「こいつはどうだ？――――――喰らえ！！」

「六の型―――――弧影斬！！」

「！落ちよ、邪を払う雷――――――救世の聖雷！！」

「グアッ！？」

それぞれエリゼの左右に散ったクロウが双刃剣を投擲して双刃剣を回転させながら敵に向かわせるクラフト――――――ブレードスローとアネラスが斬撃波を同時にエリゼ目掛けて放つとエリゼは前に跳躍して回避した後クロウに神聖魔術による雷を命中させて怯ませ

「ヤァァァァ……ッ！秘技――――桜花爛漫！！」

「！！」

アネラスには太刀に溜め込んだ闘気を狼の姿を変えさせて放ち、襲い掛かる狼の姿をした衝撃波をアネラスは側面に跳躍して回避した。

「魔力―――解放！アルカナの崩壊！！」

「ぐう……っ！？」

そしてオリヴァルト皇子にはオリヴァルト皇子の至近距離で魔力による大爆発を起こす魔術を発動させてオリヴァルト皇子にダメージを与えて怯ませた。



「一の型――――――独楽舞踊！ハァァァァァァァ……！」

「ひゃああああ……っ！？」

「うお……っ！？」

「く……っ！？」

「おお……っ！？これは確かアネラス君も習得していた……！」

「一の型――――――”螺旋”の基本技の”独楽舞踊”です！はぁぁぁぁぁ、はぃ！」

更にエリゼが全身を回転させて風圧を発生させてトワ達を自分の元に引き寄せている中、咄嗟にエリゼと同じクラフトを発動させてエリゼのクラフトによる引き寄せ効果に対抗したアネラスは自分の一番近くにいたオリヴァルト皇子がエリゼの元に引き寄せられる事を防いだ。

「秘技――――百烈桜華斬！！」

「キャアアッ！？」

「グアアッ！？」

「うああっ！？」

トワ達を自分の元に引き寄せたエリゼは闘気を纏った薙ぎ払い攻撃をトワ達に叩き込んでトワ達を吹っ飛ばした。



「いたた………みんな、頑張って――――――エナジーレイン！！」

「ふふっ、愛と真心を君達に―――――それっ！！ヤァァァァァァ……ッ！」

ダメージから立ち直ったトワは頭上に回復弾を放って回復エネルギーを降り注がせて自分たちのダメージを回復し、オリヴァルト皇子は花束を投げ、投げた花束を銃で撃って回復エネルギーを降り注がせてトワ達や自分のダメージを回復した後高火力のアーツを放つためにエニグマの駆動を開始した。

「させません。伍の型――――――」

オリヴァルト皇子がエニグマを駆動させ始めるのを見たエリゼはオリヴァルト皇子にアーツを発動させない為に妨害技を放つ抜刀の構えをしてオリヴァルト皇子に向かい始めたが

「それは俺のセリフだぜ！」

「！！」

エリゼの行動を見たクロウがクラフト――――――クイックバーストでエリゼを牽制し、襲い掛かる怒涛の銃弾に対して抜刀の構えをしてオリヴァルト皇子に向かっていたエリゼは構えを解いて回避に専念した。

「さぁ、行くよっ！まだまだまだまだまだまだぁっ！」

「………！」

そこにアネラスがエリゼに詰め寄って怒涛の滅多斬りをエリゼに放ち、放たれる怒涛の滅多斬り――――――八葉滅殺に対してエリゼは太刀を防御の構えにしてアネラスの連続斬撃を防ぎながら反撃の隙ができる機会を待っていた。

「止めっ！」

「そこですっ！伍の型――――――光鬼斬！！」

「あうっ！？」

そしてアネラスが止めの一撃を放つ為に高く跳躍するとアネラスの止めの一撃が命中する瞬間一旦後ろに下がって回避した後抜刀による居合の一撃でアネラスに反撃を叩き込んだ。



「ふふっ、私の”泰斗”の全てを見せてあげよう――――――ヤッ！ハッ！セイッ！ハァァァァァァ…………ッ！」

「……ッ！」

その時全身から凄まじい闘気を解放したアンゼリカは二つの分け身を現させた後分け身と共にエリゼの周囲を縦横無尽に移動しながらエリゼを拳や蹴りで攻撃してエリゼから距離を取った後両手で闘気の塊を作り出し

「タイガ―――――ハウリング！！」

エリゼ目掛けて闘気の塊を放つと闘気の塊は口を大きく開いた虎の姿になり、虎の姿になった闘気の塊は咆哮を上げながらエリゼを喰らおうとエリゼに襲い掛かった！

「ヤァァァァァァ……全てを切り裂いて―――――斬界剣！！」

一方襲い掛かる虎の姿をした闘気の塊に対してエリゼはその場で闘気を溜め込んで次元をも切り裂く程の強烈な一撃を放ってアンゼリカが放った拳と蹴り、そして波動弾を連携して放つSクラフト――――――タイガーハウリングによる止めの一撃を切り裂いて無効化した。

「エニグマ駆動！――――――アルジェントアーク！！」

「キャアッ！？」

そこに長い駆動時間を終わらせたオリヴァルト皇子が幻属性の最高位アーツを発動させた。すると異空間から銀色の巨大な船が姿を現した後攻撃対象であるエリゼの周囲に目掛けて爆撃と霊力のレーザーを放ってエリゼにダメージを与え続けると共に怯ませた。



「チャンスだっ！久しぶりに”アレ”をするから合わせてくれよ、トワ！」

「うん、いいよ、クロウ君！」

エリゼが怯むとそれを好機と判断したクロウはトワと互いの視線を交わした後お互いに肩を並べたクロウは双銃に、トワは魔導銃にそれぞれ蒼き霊力を充電し始めた。

「蒼海の神姫(しんき)! 」

「未知なる道を切り開け! 」

そして蒼き霊力の充電を終えたトワとクロウは同時に蒼きエネルギーをエリゼ目掛けて発射した！発射された二つの蒼きレーザーは融合して極太のレーザーとなり、エリゼを襲った！



「「E（エリスレット）・エクシード―――――ッ！！」」



発射された二つの蒼きレーザーは融合して極太のレーザーとなり、エリゼを撃ち抜いた！

「キャアアアアア……ッ！？……っ！く……っ、兄様達どころかⅦ組メンバーを欠いていながらこれ程とは、”Ⅶ組”発足の為のテストケースのメンバーというだけはありますね……！」

トワとクロウが放った蒼海のエネルギーで敵を撃ち抜く協力技(コンビクラフト)――――――E・エクシードによって大ダメージを受けたエリゼは悲鳴を上げた後自身の予想以上のトワ達の実力の高さに唇を噛み締めると態勢を立て直す為に大きく後ろに跳躍してトワ達との距離を取った―――――



 

何とか元旦更新に間に合った………ちなみに今回の話でお披露目となったアンゼリカのオリジナルSクラフトの動きや見た目等は東京ザナドゥの郁島 空のXストライク『風塵虎吼掌』と同じようなもので、トワとクロウのコンビクラフトはテイルズシリーズやっている人達ならお気づきかと思いますがグレイセスｆのパスカルの秘奥義の一つを参考にしたものですｗｗなお、トワ＆アンゼリカ、クロウ＆アンゼリカのコンビクラフトも既に思いついています。まあ、問題はお披露目できるかどうかですが（オイッ！）しかもどっちともテイルズシリーズの秘奥義と同じ内容ですし（ぇ）次回の話で恐らく、ルーレ侵攻篇は決着すると思います（汗）