| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六十二話 二人乗りその二

 私達はヘルメットを着けてからそのうえで一緒に自転車に乗りました、そうしてから出発しましたが。
 阿波野君は出発してすぐに私に言ってきました。
「詳しい道案内お願いしますね」
「そうよね、阿波野君こっちには来ることあっても」
 どうしてこう言ってきたか私にはすぐにわかりました。
「地元じゃないから」
「あまり知らないこともありますから」
「だからよね」
「それで道案内はお願いします」
「わかったわ」
 阿波野君に彼から見て後ろから答えました。
「そうさせてもらうわ」
「そういうことで」
「そうしたことはね」
 私としてもです。
「もうどんどん教えてあげるわ」
「おみちのこともですね」
「私でよかったらね」
 こう阿波野君に答えました。
「そうさせてね」
「それじゃあ」
「それで何処に行きたいのかしら」
「公園ですね」
 そこだというのでした。
「まずは」
「公園ね」
「いい公園知ってますか?」
「この近くなら」
 お家の傍です、それならでした。
「ちょっと前にいったら大きめの公園があるわ」
「すぐそこですね」
「ええ、ブランコとか滑り台とか砂場があるわ」
「子供用の公園ですか」
「そう、それがあるから」
 それでと阿波野君にお話しました。
「公園ならね」
「じゃあそこに行きましょう」
「それじゃあね。けれど公園なんか行ってどうするの?」
 公園に行くことはわかってもその目的がわからないで阿波野君に尋ねました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧