| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第九百四十二話  冗談抜きに阪神だったら

第九百四十二話  冗談抜きに阪神だったら
 ロシアは大阪に深刻な無表情ですが思いきり暗いものが宿っているお顔で言いました。
「ねえ、本当に四連敗ないよね」
「二年連続ですか」
「中畑さん以外ソフトバンクって言ってるし」
「まずソフトバンク優勝ですか」
「僕もそう思ってるけれど」
 それでもというのです。
「巨人一勝位しないとね」
「もうセリーグの他の球団の立場ないですわ」
「特に阪神はね」 
 巨人の優勝に最も貢献したこのチームはです。
「打てなくて打たれてでね」
「惨敗ばかりでしたさかい」
「カープとは伝統的な相性の悪さがあったから仕方ないけれど」
 三連覇の時に負けまくったことはです。
「それでもだよ」
「巨人は何があっても勝たなあかん相手ですし」
「それであれだけ負けてだったのに」
「ソフトバンクが四連敗やと」
「本当に阪神全部観直した方がいいよ」 
 その深刻さに満ちた表情で言うのでした。
 ロシアも阪神は嫌いではありません、ですがそれでもこれから自分が予想するセリーグの痛快劇が本当に起こったらと思うのでした。


第九百四十二話   完


                 2020・12・25 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧