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覇王の隣に戦闘狂 Ruler with Berserker

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銀の君主

 
前書き
_〆(。。) 

 
【ヴァルハラ学園】に入学した柊矢と城嶋戌の受ける初日最後の授業は【ルーンズ】の国際的な立場を学ぶ『社会倫理』


「そんなわけで、ルーンズは生まれ付きだけではなく、成長した先で覚醒する後天的な人も居る為に一般社会で罪を犯す人も沢山いました」


一時は『人類の敵』とまで言われたルーンズではあるが、それは大きな誤解。


「ルーンズは【魔素(マナ)】を取り込むことによって新たな力を得ただけであって身体能力などは元の通り普通の人間のままです」


教師が時計を見る。


「今日はここまでですね」


委員長が号令を掛けてクラス全員起立。

柊矢(しゅうや)城嶋戌(きじまいぬ)が入った高等部1年の7組は他のクラスと比べて20人と少なく教室も小さく作られているので声も響く。


眼鏡を掛けて教鞭を()っていたのは城嶋戌たちの能力を測定した《ルーシィ・七瀬・マッキンリー》だった。

医務室の主でもあり飛び級で教員免許を取ったヴァルハラ学園イーストスクエア分校が誇る[灰色の頭脳]と言われる少女。

中学2年の《鷹城桃花(たかしろももか)》より2才も年下。


「今日はどうだったシュウちゃん?」

「日本とは違うことを思い知ったよ」


この【ルーン・レルム】という場所においては倫理観がルーンズではない『持たざる者』の社会とは違うのでルーシィには興味深いという。


「だから社会倫理の授業を受け持ってるわけだけど今日はそれだけじゃないんだ。キーくん達と会う為にも来たんだよねー」


城嶋戌は思った。


「自由な先生で羨ましい限り」

「先生、俺は桃花に会いたいんだけど」


ルーシィは頬を赤く染める。


「どうして二人は私が欲しい時に欲しい言葉をくれるのかなぁ……。そんな二人だから会いに来たくなっちゃうんだよ?」


相変わらず先生呼びに弱い。


「えーとモモちゃんのことだったね。あれだけ可愛くてスタイルも良いと注目しちゃうよ。今は学園中でアイドルみたいになってる」


柊矢は手を顔に当てて上を向いた。


「やっぱ桃花ちゃんはスゲーな」


城嶋戌はケラケラ笑う。

桃花は2人の知る限り昔からモテており、普通にラブレターを貰えていたのだ。

柊矢は守らなければならない兄として気が気ではないので胃に悪かった。


「シュウちゃんはどうするの?」

「桃花なら心配いらない強さを持ってるが万が一も有るから見に行きたい」


今どうなっているか《谷山ヒロシ》が【レクスペリア】で調べてくれている。


「不味いぞシュウ君! 彼女のクラス近くに男子生徒が集まっている!」


《浅野タカシ》が画面を覗く。


「どれだけ可愛いんだ? ……シュウ、とんでもない妹さんだな……」


ネットの学園掲示板では授業を受けたり歩いている写真が上げられていた。

普通の様子だけでも反応が凄まじい。


「さぁーて行くか柊矢」

「ああ」


柊矢と城嶋戌は立ち上がると中等部2年の教室に向かっていく。


「ちょっ、待ちなさい2人とも!」

「俺らも行くぞタニー! てゆーか彼奴(あいつ)ら歩いてるのに早えーな!?」

特殊能力(ルーンスペル)と運動能力に関係は無いからな……しかし早い」


ルーシィ、ヒロシ、タカシの3人も城嶋戌と柊矢の後を追っていった。
 
 

 
後書き
_〆(。。) 
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