覇王の隣に戦闘狂 Ruler with Berserker
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どうするか
前書き
_〆(。。)
「学生の間は【平民】より下の【階位】にはならないから。将来どうなるかはシュウちゃん達の努力と運次第だよ」
《ルーシィ・七瀬・マッキンリー》の言葉に《鷹城柊矢》は苦笑いしてしまう。
「それは喜ぶことなのか……? 俺は妹の傍を離れるわけには……」
「【ヴァルハラ学園】でのクラスや住む場所は別になるけど『抜け道』は有るから探してみて。明日から学園だし、もう今日は寮で休みなさい。私も先生として此処に居るから」
《小山田城嶋戌》がルーシィに尋ねた。
「階位はともかくとして、順位の方もずっと固定されたままなのか?」
「勝てば良いんだよ」
「何か勝負するの?」
《鷹城桃花》は首を傾げる。
ルーシィによると、この【ルーン・レルム】には【決闘】という【ルーンスペル】を使って戦う公式試合が有るらしい。
武器も使えるが、試合の為に作られた専用のものに限られているという。
「【ルーンズ】の能力数値が離れた相手とは戦わない方が良いよ? 能力が成長しない限りは数値が実力と言って良いから」
柊矢と城嶋戌は特に心配していない。
負ける気がしなかった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
ルーン・レルムで最下位。
それはつまり学園でも最下位ということ。
柊矢と城嶋戌は学生寮の中でも生活環境が整っていない部屋に入る。
桃花は女子寮で二人部屋。
順位が高かった恩恵だろう。
「ま、そう気ぃ落とすなよ」
「そうそう。ここだって住めば都だぜ?」
柊矢たちは四人部屋。
二段ベッドが二つ置いてある。
トイレと風呂は一階ごとに設けられており、同じフロアの生徒で共用。
ヴァルハラ学園は学年で寮の階層が分かれているものの、ルーン・レルムにおいて各学年の子供数は決して多くはない。
中学生くらいまでの生徒は出来るだけ一つのフロアに纏められており、生活補助の為に寮監督が付いて指導や世話をしている。
高等部は大人と同じ扱い。
寮監督も付くことは無い。
代わりに上級生が生活を取り締まる。
同じ部屋になった《浅野タカシ》と《谷山ヒロシ》という男子生徒から色々と教えてもらう。
後書き
_〆(。。)
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