覇王の隣に戦闘狂 Ruler with Berserker
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
測定 2
前書き
_〆(。。)
《ルーシィ・七瀬・マッキンリー》が【ルーン・レルム】における住人の【階位/ランク】について三人に話す。
「王である『君主』が一番上で、その次が公爵から男爵までの『貴族』だね。
もう一つ下が私の階位『騎士』で一番下の階位が『平民』ってなってる」
まあ貴族には公爵より上の階位が居ないわけじゃないし、騎士にも特別な階位が存在しているからルーシィの言ったものが全てではない。
(『奴隷』っていうのも有るけど最初からそこまで説明するのも酷かな?)
ルーシィは黙っておくことにした。
この島では能力が全て。
【ルーンズ】は強いほど偉い。
基本的に弱肉強食であり、日本の法律は通用しないと思って良いようだ。
(いや、別に異論や文句は無いし解り易いんだけど頭対魔忍かよ)
《小山田城嶋戌》は特に抵抗感が無い。
前世のように、あちこちで生き残る為の殺し合いが起きてるよりはマシだ。
「身分制度が日本人にもはっきり解るように存在しているわけか」
《鷹城柊矢》は危機感を持つ。
「次はシュウちゃんの測定だね」
◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆
「俺の能力は何点なんだ?」
「最大出力・マイナス。
魔素保有量・不明。
能力特殊性・不明」
何の詳細も解らなかった。
「この場合だと、得点不明になって自動的に最低スコアになるかな」
ルーシィは柊矢と《鷹城桃花》のレクスペリアに測定データを送る。
桃花は7705位。
柊矢は351302位。
「柊矢は最下位か……」
城嶋戌が前に出る。
「最大出力・ゼロ。
魔素保有量・SSS(3S)。
能力特殊性・無し」
レルム内の住人順位は351301位。
城嶋戌は全く落ち込まなかった。
ルーンスペルは邪魔だったから。
前世から持ち越した自前の能力を使って戦う方がやり易いというもの。
「いやー、シュウちゃんもキーくんも興味が湧いちゃうなぁ~。恐らく初だよ? 出力がマイナスに能力が無いルーンズなんて」
(キーくんは魔素保有量だけなら史上最多記録を誇るルーンズだし)
11才のルーシィはルーンズ研究者としての血が大いに騒ぐそうだ。
「魔素だけを使う練習して良かったな柊矢。何度も試した甲斐が有る」
「ああ、いざという時は頼む」
後書き
_〆(。。)
ページ上へ戻る