| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六十一話 食べてもらってその二十三

「これはお手本ってことだから」
「そうした人をお手本にしてですか」
「やっていくといいわよ」
「反面教師を見るよりもですね」
「特に阿波野君みたいな人にはね」
 それこそとです、私は阿波野君にこうしたこともお話しました。
「そうした人を見て嫌うわよね」
「というか大嫌いですから」
 嫌いどころかでした。
「だから絶対にああなるまいと常に思って」
「やっていってるわよね」
「はい、全否定して」
「それよりもね」
 同じくお手本にするならです。
「やっぱりね」
「いい風にですか」
「お手本にすべきだから」
「いい人を見てですね」
「その人をひながたにして」
「教祖様ですね」
「そう、教祖様がまずひながたよ」
 おみちでは何といってもです、私の場合は同じ女性として尚更ひながたにしなくてはいけないと思っています。
「そして他の人達もね」
「ひながたにして」
「やっていくといいけれど」
 それでもとです、私は阿波野君にお話しました。
「阿波野君もそうした人いるでしょ」
「奥華に多いですね」
「高校にもいるでしょ」
「同級生でも立派だなっていう子はいます、逆もいますけれど」
「逆はいいの」
 本当にマイナスに目がいく子なのねと思いました、明るい子ですけれど人は色々な一面があるものだともわかりました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧