覇王の隣に戦闘狂 Ruler with Berserker
しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。
ページ下へ移動
測定
前書き
_〆(。。)
《ルーシィ・七瀬・マッキンリー》は受信許可を受けた3人の【レクスペリア】から送られてきたデータを確認する。
「シュウちゃん何かスポーツしてるでしょ? ハードなやつを」
ルーシィは《鷹城柊矢》の身体情報を見て思わず感心してしまう。
「剣道と格闘技を。相手は居たからね」
柊矢は《小山田城嶋戌》を見た。
続いて特殊能力の測定だ。
「身体的な数値が高くても殆ど評価されないからあんまり意味ないからなあ。この【ルーン・レルム】では【ルーンスペル】が優れているかどうかが全てになってるから残念だよ」
「実際に使えば良いのかな?」
《鷹城桃花》が尋ねた。
「私のスペルを使えば力を見せなくても測定することが出来るよ」
ルーシィが桃花の額に手を翳す。
「我が額に刻まれし【人間】のルーンよ。この者に宿りし刻印の力、その有り様を、唯一の形で現したまえ」
ルーシィの手が淡く輝く。
光は桃花をふわりと包んで直ぐに消えた。
「最大出力・Bランク。
魔素保有量・Bランク。
能力特殊性・Aランク。
総合でBランクになるね。
ルーンスペルのスコアは1352点。
結構優秀だよ」
ルーシィは頷いた。
「それは何点満点なんだ?」
柊矢は妹の階位を気にする。
高い方が良い扱いを受けられるから。
「点の上限は無いから五桁、一万の大台に乗る人も居るには居るんだけど、そういうのはもう例外中の例外だからね。それこそ『王』になれるような人だけだよ」
「へ~この島には王様が居るんだ」
城嶋戌の反応で3人がルーン・レルムについて、あまり知らないことを察したルーシィは【階位】について説明を始めた。
後書き
_〆(。。)
ページ上へ戻る