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夢幻水滸伝

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第百七十八話 派手な面々その三

「今では仲良くです」
「そうなんやな」
「ええクラスです」
 心からの言葉だった。
「そう思います」
「まあクラスに馴染んでるとな」
 それでというのだ。
「ええわ」
「そうですね」
「それだけで全くちゃう」
「というか日本の学校はクラスが重要ですね」
 セプルベダも言ってきた、薄い褐色の肌で背は一七五程で引き締まった身体だ。縮れた黒髪を短くしていて太い眉と明るい黒い目が印象的だ。水着はオレンジのトランクスタイプだ。
「何といっても」
「それを感じるな」
「わしも」
「そやろ」
「わしは二年H組ですが」
 セプルベダは自分のクラスも話した。
「クルマの奴と同じクラスで」
「仲良くやってるんやな」
「そうしてます」
「それは何よりやな」
「呉もいますし」
 その二年H組にはというのだ。
「ええクラスです」
「それは何よりやな」
「そんで部活はボクシング部です」 
 今度は部活の話もした。
「そっちでは汗かいてます」
「そっちもええか」
「はい」
 そうだというのだ。
「寮もいい雰囲気で毎日充実してます」
「それは何よりやな」
「寮も大事ですね」
 ニキータは背は一四九程だ、胸はあるが全体的に幼い感じのスタイルで顔もあどけない童顔だ。髪の毛と目は黒くその黒髪は縮れていて腰まで伸ばしている。水着はピンクと赤のチェックのビキニである。
「雰囲気がええと」
「暮らしやすいやろ」
「清潔で。ただお掃除には厳しいですね」
「日本の寮やからな」
「そうですね」
「ああ、清潔さにはな」
 本当にというのだ。
「気をつけてるからな」
「それでお掃除しっかりして」
「清潔なんや」
「そういうことですね、クラスも」
 そちらもというのだ。
「毎日お掃除してて」
「清潔やろ」
「あたしのクラス二年F組も。よくエミリーちゃんと一緒にお掃除してます」
「あの娘とか」
「最初は日本のお掃除のしっかりさに戸惑いましたけど」
「慣れたんやな」
「部活でも毎日してますし」 
 中里にこちらでもと話した。
「軽音楽部でも」
「そっちでもやな」
「はい」
「というかここまでお掃除に厳しいとは」
 ピエトリも言ってきた、背は一七二程で逞しい体格が褐色の肌によく似合っている、黒髪は鬣の様で陰のある感じの黒い目だが表情は明るい。水着は白の競泳水着タイプで膝まで覆っている。
「お話は聞いていても」
「毎日してるやろ」
「ここまでとは」
 まさにというのだ。
「思いませんでした」
「そやろな」
「ニキータと同じクラスですが」 
 その彼女を見てさらに話した。 
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