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友達と一緒に

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第三章

「ニャア」
「ミャア」
 二匹の猫が来た、白い猫はゆっくりとだが彼に合わせて。
 静かに歩いて来た、大輔は彼等の太って毛並みがいいのを見て笑顔になった。
「本当に元気そうだね」
「わかりますか?」
「太っていてね」
 その外見を見て亜久里に話した。
「しかも毛並みがいいから」
「いつもキャットフードもミルクもたっぷり食べて飲んで」
 そしてとだ、亜久里は笑顔で答えた。
「よく寝ていますから」
「それでだね」
「はい」
 ここでも笑顔で答えた。
「最初はガリガリで毛並みも悪かったですが」
「太ってだね」
「毛並みもよくなりました」
「それは何よりだね」
「あがって下さい、それでこの子達をよく見て下さい」
 亜久里から言ってきた。
「それで遊んであげて下さい」
「それじゃあね、あと名前は」
「この子がユウタです」
 まずは足の悪い猫を見て彼の名前を話した。
「そしてこの子はミカです」
「女の子だからだね」
「はい」
 大輔にトラ猫を見つつ答えた。
「そう名付けました」
「どちらもいい名前だね」
「こいつ名前のセンスいいんだよ」
 徳治も大輔に言ってきた。
「それでだよ」
「こうした名前なんだ」
「そうなんだよ」
「ニャア」
「ニャンニャン」
 大輔が靴を脱いで家にあがるとだった、猫達は。
 彼の足元に来てそれぞれ身体を摺り寄せてきた、亜久里はそれを見て彼に言った。
「もう懐いていますね」
「お前が助けたからな」
 徳治も家にあがりつつ言った。
「それでだな」
「それでなんだ」
「そうだろうな、猫も覚えてるんだよ」
 助けてくれたことをというのだ。
「それでだよ」
「そうなんだ」
「ああ、じゃあこれからな」
「この子達とだね」
「一緒に遊ぼうな、おもちゃとかでな」
 こう言ってだった。
 徳治は自分の妹と共に大輔を家の中に案内した、そしてその一室で。
 三人で猫達と遊んだ、二匹の猫は仲良く大輔達と遊んだ。大輔は二匹一緒にいる彼等を見て自然と顔を綻ばせた。


友達と一緒に   完


                  2020・11・22 
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