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ザ・クロスディメンション大戦

作者:龍爪XX
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訪れた世界
  1-2

市街地

 

普段は賑わう場所であり、通りには学生やサラリーマン達も集まる飲食店が並んでいるが…

今はただ悲鳴の声、逃げ惑う姿、逃げ遅れた人は異形の物に襲われ

炭素の塊に変り果てしまった。

 

人類を脅かす『認定特異災害ノイズ』。

ヒト型やカエル型、大型と様々な姿があり、13年前の国連総会で特異災害として認定された未知の存在であり、発生そのものは有史以来から確認されていた。

通常の物量攻撃には徹底的な打開策が無い為、ノイズが消えるまで逃げるしかない。

 

――――――――しかし、唯一対抗できるのは

 

「Croitzal ronzell Gungnir zizzl」

 

靡く髪が、戦場を横切り、少女が持つ一振りの槍がヒト型ノイズを切り裂く。

そして、戦場に響く歌姫の歌声…

 

「ダンナッ!市民の避難誘導の方はッ――!?」

『この地域の避難は完了したッ! カルマノイズが居ないとはいえ油断はするなッ!』

「オーケーッ!さっさと切り上げて行きますかッ!」

 

唯一ノイズと戦えるのは…シンフォギア装者、天羽奏。

手に持つ槍―――アームドギア・第3号聖遺物ガングニール。

 

ガングニールをヒト型ノイズを貫くように刺突し、流れるよう3体のカエル型を切り裂くように斬撃を与える。

葡萄の実を思わせる球体がヒト型ノイズから放たれるが、ガングニールをバッドのように払うも、打ち漏らした球体が奏の前で爆弾の様に爆破したが…その爆風からは

 

 

『LAST∞METEOR』

 

 

旋回させたガングニールの穂先から竜巻を発生させ、地面を抉りながら突き進む暴風が残ったノイズを一掃するがの如く消え去った

 

「ふぅ…これで終わりかなっと。ダンナ、状況は?」

『あぁ。ノイズは今ので全滅した。今すぐ帰投を』

「分かっ――――ッ!?」

 

奏の死角から現れる人影…僅かに向けられる殺気に右手に持つガングニールを向けるが、それは奏の右腕を捻るように上げ、瞬時に無防備となった腹部に向けて腕からの打撃を受けた。

 

「くッ!?」

 

纏っているシンフォギアの持つ防御性能があっても今の一撃には奏も思わず膝を着くが…しかし、相手は休ませないために回転するように蹴りを入れる。

 

「あぁぁぁぁッ!?」

 

倒れる奏だったが、歯を噛むように襲った相手を視る。

相手は女性だ…奏より年上と思わせる女性の姿はくノ一を思わせるような衣装を包み、手にはクナイが握られていた。

 

「誰だッ…テメぇ…ッ!?」

「戦闘能力は……それなりに有るようだな。―――しかし」

 

一瞬だけ女性の両目は奏を分析したかのようにして、クナイを奏に向けて投げた。

 

「―――――ッ!?」

 

奏は起き上がりながら、背後に避け地面に刺さるクナイを視て直ぐに、相手の女性に目掛けてガングニールを振るうも女性は両手で持っていたクナイでいなすように躱し、手に持っていたジェムを地面に撒くようにして魔法陣から現れたのは

 

「――――『アルカ・ノイズ』ッ!?チッ―――!」

 

アルカ・ノイズ

錬金術によって生み出したノイズの亜種で、通常のノイズと比較して出力スペックに大差はないが、、分解の対象となる物質それぞれにチューニングした干渉破砕効果を持ち、それを兵器と転用すればありとあらゆるものを分解する。

 

そして…1体1殺のノイズと違い、1体で複数人を相手に出来る点と、分解対象はノイズによる炭素転換の減衰機能を備えていたはずのシンフォギアも含まれており、その能力はノイズに対応出来る唯一無二の存在たるシンフォギアの優位性をも分解せしめる存在。

 

「――――この兵力も試してみるか」

 

女性の背後には、オーロラのようなカーテンが広がり現れたのは、数人のタイツの胸の部分に骨模様が入っている黒いタイツコスチュームの男達とサンショウウオを思わせる怪人だった。

 

「な、なんだッ!? こいつらはッ――――!?」

「「「「イッー!!」」」」

 

奇妙な叫びと共にアルカ・ノイズと共に奏を襲い始めた…

 

 

~~~~~~~~~~~~

二課・司令室

 

「――――奏さん、アルカ・ノイズならびに謎の襲撃者と抗戦ッ!」

「――――街にかなりの被害が、発生していますッ!」

「しかし、この集団は一体ッ!? 」

「…うーん。ノイズやアルカ・ノイズとは違って、まるで生き物と人間が融合している感じね。」

「あぁ…資料で見たギャングラーとは違うな…まさか、例の宗教団体かッ!?」

「…多分そうでしょうね。このまま戦ったらシンフォギア纏っているとはいえ、奏ちゃんが危ないわ…ッ!」

「奏、聞こえたなッ! 退路を確保次第、撤退しろッ!」

『わーかっているよッ! しかし、こいつらキリがないッ!!』

 

シンフォギアを分解するアルカ・ノイズに、同じ格好をしている黒タイツの人間達の相手。

サンショウウオの怪人とあれから様子を窺うように動かない女性。まるで何かを誘い出すような行動だ

 

相手が判らない以上、国際警察の日本支部の戦力部隊にも応援するべきか考える弦十郎だったが、いつの間にかいるカメラを持った青年が立って、弦十郎の顔写真を撮っていた

 

「うッ…何をする君はッ!」

「ただ写真を撮っただけだろ。はい、チース」

「うむ……いや、そんなことより君は二課のスタッフか…?」

「あぁ…この世界ではそうだな。 ただのヒマなスタッフだ」

 

…と言いながら、スタッフの青年は気にせず、呆気にとられている了子にもカメラを向け始めて撮る。

緊急事態というのに、ここにきて写真を撮る行動に流石の弦十郎が怒鳴ろうとした時、青年は

 

「まさか、『この世界』にも『ショッカー』が出るとはな…何度壊滅しても復活するとは、呆れた根性だ」

「――――君は何か知っていると言うのか?」

「あぁ。腐れ縁というか呆れる程にな…ちょっと行ってくるか」

 

青年の言うっている言葉の意味を理解する間もなく、オーロラのようなカーテンが広がり青年を飲み込むに姿を消した。

 

「なんだったのかしら、彼?」

「うむ…それに今のは…」

「大変ですッ! 奏ちゃんの適合率低下ッ!」

「なんだとッ!?」

「不味いッ! このままでは…なんだ?」

 

オペレーターの友里あおいからの報告に我を変える弦十郎と了子。

同じオペレーターの藤尭が、何かに気付いた。

 

「奏ちゃんの前に…人がッ!」

「まさか、この場に…って、えッ!!?」

「あらら~…どんなトリックを使ったのかしら?」

「――――なん…だとッ!?」

 

弦十郎らがモニター越しで見えたのは、先程写真を撮っていた青年スタッフだった…

 

~~~~~~~~~~~~

 

市街地・戦闘現場

 

「ハァ…ハァ…ハァ…コイツぁ、ヤーベなぁ…」

 

口からは鮮血が吐き出すように、次第に出力が低下したシンフォギアに奏の身体には重みが増す。

元々奏は、本来は適合係数の低さからシンフォギアの装者たりえなかったが二課技術主任である櫻井了子の開発した制御薬「LiNKER」の過剰投与により、後天的な適合者としてガングニールの力を得ている。

 

思わぬ敵の攻撃にガングニールを振るい続けたが、撤退する暇も無いまま時限切れ。

 

「(クソッ…!訳の分からない連中にしてやられるかッ…!)」

 

「…情報は誤りがあったようだが?」

「そんな訳あるか!奴はこの世界にいる!そして、この騒ぎを起こせば現れる!そう――――『世界の破壊者』が!」

「おいッ…破壊者ってどういうことだッ!?」

「うるさーい!死にぞこないは黙ってろ!」

 

サンショウウオの怪人…ザンジオーはここまで暴れたにも関わらず、『世界の破壊者』は現れずにいる。

何の為にこの世界の犯罪組織に協力を頼んだのか…こんな小娘一人に…苛立ちで殴る、蹴る。

このままでは計画が破綻する…

 

―――――大いなる大計画が

 

「こうなったら――――焼き殺して」

「クソッ…力が入らね…(――――翼…こんな時に翼の事を浮かぶのか…ごめん、翼…あたしは…)」

 

奏の頭を鷲摑み、口からの火炎で焼こうとするザンジオー。

意識が朦朧して、走馬灯が走る奏だったが…

 

奏とザンジオーの間に入るようにオーロラカーテンが現れ、ザンジオーを吹き飛ばした。

そこから現れた青年は奏に肩を貸しながら口にした。

 

「―――――やれやれ。またこの怪人か…まったくショッカーは金欠か、単にネタ切れなのか。たまには違う顔を出したらどうだ?」

「あ、あんたは ――――ッ!あぶないッ?!」

 

バナナを思わせるアルカノイズ1体が青年を襲おうとするが、鎧武者の絵柄のカードを手裏剣の様に投げて、バナナノイズを分解する。

そのまま、奏を下ろした青年はマゼンタ色の変わったベルトを腰に巻き、カードホルダーらしきケースから、1枚のカードを取り出す。

 

「おおおお!貴様は、やはりこの世界に現れていたかァァァァ!」

 

「――――――――変身!」

 

 

《カメンライド ディケイド!》

 

 

マゼンタのボディに、バーコード状の縞々フェイスなど、非常にエキセントリックな容姿を持つ戦士…その姿に奏は問う

 

「―――――――アンタは一体何もんなんだ…?」

「通りすがりの仮面ライダーだ。 覚えておけ!」

 

 

世界の破壊者、仮面ライダーディケイド。

数多くの世界を巡り、彼の瞳に何を視る…? 
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