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夢幻水滸伝

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第百七十二話 プールに行ってその十五

「もうそれこそ」
「まあのう」
 若山はがっしりとした毛深い身体であった、黒のトランクスタイプの水着だ。
「人は付き合い人は選ぶべきでや」
「そうした連中は問題外だ」 
 宮沢の水着はエメラルドグリーンで前に英語で何か書かれているものだ、引き締まったスタイルがいい。
「全く以て」
「そやな」
「流石に」
「人は公平にといっても」
 正宗はダークグレーの膝まである競泳水着だ、だが体格は水泳選手というよりかは柔道家のそれに近い。
「それでも」
「ああした連中はな」
「チンピラですから」
 こう若山に返した。
「流石に」
「付き合うもんやないな」
「はい、ならず者とは付き合わない」
 人には公平であってもだ。
「それがいいです」
「ほんまにそやな」
「そこはしっかりしないと」
 美奈代は青で花柄のビキニが似合っていた、胸は少し谷間がある感じで後ろのラインが絶品だ。
「よくないし」
「そうですね」
「ほんまに」
「というかな」
 房江の胸は黒のチューブビキニを突き破りそうだ、兎に角胸が目立つ。
「普通にな」
「そうした人達については」
「論外過ぎてな」
 それでとだ、房江は美奈代に話した。
「話にならんやろ」
「こうしたことでは」
「そや、屑過ぎて」
 房江はこうまで言った。
「流石に」
「まあ人は選ぶべきですね」 
 千歳は房江よりもさらに小さい、喜久子より少し高い位だ。雪の様な肌に幼い感じのスタイルに黒のワンピースの水着が似合っている。
「交際相手は特に」
「ほんまにそやな」
「私もいますにゃ」
 弥生もいた、幼児体型と言えるが色白で可愛い感じのスタイルである、ピンクのフリルの付いたビキニが似合っている。
「宜しくですにゃ」
「おお似合ってるで」
「有り難うですにゃ」 
「しかし自分等もよく考えてるな、それでな」
 トウェインは日本の一年生達の話を聞いて言った。
「日本は後は例の四人だけやな」
「あいつ等何処行ったんや」 
 メルヴィルも彼女達について言う。
「おらんとかはないやろ」
「呼ぶより謗れや」
 こう言ったのは羅だった。
「日本の諺にあるな」
「ほなここは思いきり謗ろうか」
 施も言ってきた。
「お調子モンとかへっぽことかな」
「あっ、そう言います?」
「それちょっと酷いですよ」
「そんなん言われたら私等かて傷付きますで」
「そうですよ、お詫びにアイス食べさせてくれます?」 
 その四人が来た、瑠璃子はライトグリーンの普通のビキニ、由香は腰に小さなフリルの付いたピンクのビキニ、紗枝は青のチューブビキニ、雅美はオレンジの上は後ろ下は横で括るビキニだ。四人共スタイルは結構いい。 
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