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覇王の隣に戦闘狂 Ruler with Berserker

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犯人は現場に舞い戻る

 
前書き
_〆(。。) 

 
城嶋戌(きじまいぬ)(がく)の二人が桃花(ももか)柊矢(しゅうや)を連れて駅を離れ1時間ほど経過。


「あれ、要さんは?」


柊矢は何時の間にか《田中要(たなかよう)》が居なくなっていることに気付き、辺りを見渡す。


「ぶらぶらして帰るとよ」


それとなく岳が答えておく。


(二人にバレないようにしないと)


城嶋戌が街頭の巨大テレビを見ると、自分達が居た八王子駅が映っており、爆破テロが起きた時より火と煙が弱まっていた。


「まあ心配いらないだろ」

「この世界の人間に負ける要素ないしな」


岳と城嶋戌は小声でヒソヒソ話し合い、鷹城兄妹と孤児院へ戻っていく。


◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆


「そろそろかな?」


田中要(たなかよう)》は八王子駅のホームに居た。

其処にはまだ男が倒れている。

城嶋戌たちは男以外に敵意を感じたので要に後始末を任せたのだ。


「仲間なら様子を確認する筈だ。死んでないし連れて帰るのも有り得る」


そもそも東京のど真ん中に在る駅を丸ごと一つ駄目にする程の行為を一人で実行できるような実力では無かったように思う。


「どう見ても何処かの組織だし」


要は隠れるのを止めて出ていく。

そのまま男へ近付きながら話す。


「さあ起きようか。もう体力も【魔素(マナ)】も回復したはずだろうに」


彼の仲間が近くに有る。

寝たふりの必要も無い。

要は何となく思う。

彼等は味方の【ルーンズ】に甘いと。


恐らく普通の『常人』より『能力者』のルーンズが優れた選ばれし人間。

新世界の為には古い世界の旧人類である常人は排除しなければならない。

能力者であるルーンズが中心の世界を確立する為にルーンズと比べて数が多過ぎる無能力者を駆逐して間引きながら数を減らす。

ある程度まで口減らしすれば、残った常人をルーンズが管理して人口を調整しながら家畜や奴隷のようにして扱うのだろう。


(ルーンズ原理主義の過激派か。ボクや岳の前世にも能力者の方が能力を持たない一般人より優れているという考えの奴はいたけど)


要と岳は前世で能力を有していなかった。

それでも返り討ちにした能力者は多い。


(強い能力者は能力が無くても強いんだよ)


その点で言えば、この世界に存在するルーンズも常人も肉体が弱すぎるのだ。
 
 

 
後書き
_〆(。。) 
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