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八条学園騒動記

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第五百八十八話 カツカレーといえどもその七

「食べものについても」
「桁外れにまずいってね」
「けれどセーラはね」
「イギリス嫌いじゃないわね」
「どう見てもね」
「イギリス王家とも知り合いらしいし」
 イギリスのこの家ともというのだ。
「イギリスにはね」
「悪感情ないね」
「どう見てもね」
「連合でイギリスを意識しない国は韓国位だ」
 タムタムははっきりと言い切った。
「というか韓国はエウロパ自体をな」
「あまり意識していないからね」
「連合の国でもな」
「まず日本見てね」
「何があっても日本だからな」
「あの国はまた別だね」
「連合の国でもな」
 とにかくエウロパを嫌っている国の中にあるがというのだ。
「それでもな」
「そうしたお国柄だね」
「そういうことだな、それでカレーに話を戻すけれどな」
「カレーには何かだね」
「飲みものはな、まあ間違ってもコーラはな」
「炭酸系はね」
「違うな」
 合わないというのだ。
「どうもな」
「やっぱりミルクとか」
「それかコーヒーか紅茶か」
「そういう飲みものだね」
「それで俺はミルクだ」
 タムタムはまたこう言った。
「夜にカレー食って牛乳を飲むとだ」
「よく寝られるんだね」
「これがな。夜は最高だぞ」
「じゃあ僕もやってみようかな」
「コーヒーじゃなくてか」
「夜にコーヒー飲んだら」
 それこそとだ、ジョンは答えた。
「寝られないからね」
「そうだな、けれどな」
「牛乳だとね」
「それも人肌の温度のホットミルクだとな」
 牛乳は牛乳でもというのだ。
「尚更な」
「いいんだね」
「ああ、カレーを食ってそれを飲んだらな」
「よく寝られるんだ」
「朝までぐっすりだ」
 そこまで寝られるというのだ。
「本当にな」
「そうなんだね」
「確かに牛乳を飲むと」
 ルビーも言ってきた。
「よく寝られるわね」
「そうだな」
「一リットル位飲んだら」
「もうな」
「ぐっすり寝られるわ」
「そうだな」
「それでカレーもね」
 こちらもというのだ。
「食べるとね」
「よく寝られるな」
「そうなのよね」
「だからこの組み合わせはな」
 カレーと牛乳のそれはというのだ。
「ゆっくり寝ようと思うとな」
「いいのね」
「ああ、お勧めだ」
 タムタムはルビーにも話した。
「本当にな」
「じゃあ今度やってみるわね」
「そうしたらいい」
「よく寝れたらね」
「その分身体にいいからね」
「ええ、というかね」
 それこそとだ、ルビーは話した。 
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