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ドリトル先生と牛女

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第八幕その十

「日本ではそうだね」
「そうだよね」
「海坊主とかいるよね」
「磯女とかね」
「船幽霊もいるし」
「船幽霊は怨霊だね」
「日本は何か幽霊と妖怪の区別が曖昧だけれど」
 それでもというのです。
「船幽霊は妖怪と言ってもいいかな」
「まあそうだね、人間が妖怪になる場合もあるし」
「そうだったね」
「というか怨霊が魔王になって」
「それでとんでもない力を持つね」
「日本では悪魔よりも妖怪よりも怖いよ」
 怨霊の方がというのです。
「王子もそれはわかるね」
「天神様もだね、大宰府の」
「菅原道真さんだね」
「あの人は怨霊になったって言われているね」
「それで物凄い祟りだったとされているから」
「そのことを見ても」
「そう、怨霊はね」
 実際にというのです。
「日本では一番怖いんだ」
「悪魔よりもで」
「当然妖怪よりもね」
「遥かに怖いんだね、ただ妖怪の総大将で」
 こうも言う王子でした。
「ぬらりひょんがいるけれど」
「あのお話は戦後からだから」
「あっ、そうなんだ」
「あの妖怪漫画の大家の人が漫画の設定で出して」 
 それでというのです。
「定着したんだ」
「そうなんだね」
「僕は姫路城のお姫様もそうだし牛女さんもだけれど」
「妖怪ともお付き合いがあるね」
「日本の妖怪も日本にいるから」
 それでというのです。
「皇室に敬意を持っているね」
「あの方々にはだね」
「そして勿論ね」
「陛下にもだね」
「そう、あの方にもね」
「日本の皇室は妖怪も敬う位だね、僕もね」 
 一国の跡継ぎである王子もというのです。
「あの方々にはね」
「敬意を持っているね」
「世界の王室であの方々に敬意を持っていないなんて」
 それこそというのです。
「そんな人いないよ」
「共和制の国でもだしね」
「そうした方々だからだね」
「うん、妖怪の皆もね」
 彼等もというのです。
「敬意を持っているよ」
「姫路城のお姫様にしても」
「あの人が播磨今の兵庫県の妖怪の棟梁らしいけれど」
 それでもというのです。
「そのお姫様でもね」
「敬意を持っているとなると」
「妖怪の主、というか妖怪もいる日本の国家元首はね」
「天皇陛下ということだね」
「じじつぬらりひょんさんは日本の妖怪の中でかなり高い地位にいるらしいけれど」
「そのぬらりひょんもだね」
「日本の皇室にはね」
 この方々にはというのです。
「敬意を持っているみたいだよ」
「つくづく凄いお家だね」
「全くだね、ただね」
「ただ?」
「日本の皇室は河豚は絶対に食べられないんだ」
「毒があるからだね」
「そうなんだ」
 まさにその通りだというのです。
「だからなんだ」
「何かあったら駄目だから」
「とんでもなくご多忙で食事も決められたものばかりでね」
「河豚も食べられないなんてね」
「王子は食べられるね」
「僕も事前に毒見や厳重なチェックがされからだけれどね」
「食べられるね」
「うん、まだね」
 それは出来るというのです。 
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