| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

おぢばにおかえり

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六十話 朝早くからその三十九

「それじゃあ」
「いいのね」
「ここで少し待ってますね」
「そうしてね」
「はい、それじゃあ」
「後ね」
 私は阿波野君に笑ってお話しました。
「オムライスは好きかしら」
「お昼のですね」
「そう、好きかしら」
「大好きですよ」
「あっ、そうなの」
「僕好き嫌い殆どないんですよ」
「それはいいことね、教会にいたらね」
 私は自分のことから阿波野君にお話しました。
「色々な人のお家に行くこともあるから」
「何でもですね」
「そう、食べられたらね」
 つまり好き嫌いがないとです。
「かなり助かるのよ」
「だから先輩もですね」
「そうね、嫌いなものは殆どないわ」
 実際にです、ちょっと生臭いものは苦手ですが。
「私も」
「僕もです、逆に好きなものは多いです」
 こちらはです。
「オムライス以外にも」
「カレーとかお雑煮好きよね」
「おぢばで美味しいって食べてましたね」
「そうよね、おぢばのカレーは独特だけれど」
 甘口です、子供さん達が食べるのでそれに合わせてそうした味にしていると聞いたことがあります。
「あのカレーも好きなのね」
「ハヤシライスも好きですし」
 こちらもと言ってきました。
「カツ丼とか親子丼とか天丼も」
「それでオムライスもなのね」
「大好きです」
「それならいいわ、というかご飯ものが好きなのね」
「そうですね、というか本当に何でも」
 食べものはというのです。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧