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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百九十二話 行く場所その一

               第二百九十二話  行く場所
 僕はおおよそにしてもクリスマスに行く場所を調べて決めた、それで畑中さんに神戸にずっと住んでいる人としてお話した。
「イルミネーションは外せないですね」
「クリスマスならですね」
「はい、あとテーマパークも」
「八条パークですね」
「あそこにも行って」
 八条グループの企業の一つだ、アメリカのあるテーマパークの様に全世界にも展開しているテーマパークだ。
「それで八条町の商店街にもです」
「あちらにもですね」
「行こうと思っています」
「両方行かれますか」
「そのつもりです」
 こう畑中さんに答えた、八条荘のお風呂の湯船に二人で浸かりながら。
「午後は」
「午前はテーマパークですね」
「朝から二時位まではそちらで」
「それで、ですね」
「そこから商店街ですね」
「駅前の方も学園の傍の方も」
「両方です」
 そうしてだ。
「最後にイルミネーションに行こうかと」
「お食事は」
「お昼はテーマパークで食べて」
 そうしてだ。
「夜はレストランで」
「その様にお考えですか」
「商店街の方で」
「商店街のレストランといいますと」
 畑中さんはすぐに言ってきた。
「ファルスタッフですね」
「はい、あそこに」
「あちらのお料理は絶品です」
「ですからあちらにしようと」
 クリスマスはだ。
「予約も入れました」
「取れましたか」
「はい、幸い席が一つ空いていて」
「それはよかったですね」
「その時間は」
 他の時間は営業時間の間全然空いていなかったとのことだ、お店の人から聞くと。
「幸いに」
「ではですね」
「そちらで、です」
「召し上がられますね」
「はい」
 まさにとだ、畑中さんに答えた。
「そうしてきます」
「それはいいことですね」
「どっちの商店街にもクリスマス凄く飾られますし」
 クリスマスならではの感じでだ。
「ツリーも出ますし」
「クリスマスに行かれるにはですね」
「絶好の場所ですから」
 だからこそだ。
「行きたいです」
「それはいいことですね」
「学園の中では植物園もいいですが」
 動物園や博物館、美術館もクリスマス仕様になる。鉄道博物館や水族館もだ。だが特に植物園がなのだ。
「そこよりもです」
「商店街ですか」
「そう考えました」
「そうですか」
「はい、そして」
 僕はさらに話した。
「ツリーを観て」
「レストランでもですね」
「楽しんでと考えています」
「そうですか、ですが」
「それでもですか」
「私としましてはテーマパークもいいですが」
「それよりもですか」
「時間を作られて」
 それでというのだ。 
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