| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

ドリトル先生と牛女

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第六幕その二

「ミルクもです」
「飲まれていますか」
「毎日よく飲んでいます」
「ミルクもいいです」
「よく飲んで、ですね」
「ミルクは栄養の塊なので」
 だからだというのです。
「飲まれてもです」
「そうですか」
「何もです」
 まさにというのです。
「問題ありません」
「では」
「どんどん飲まれて下さい、そして歯磨きは」
「忘れないで、ですね」
「されて下さい」
「わかりました」
「あと二回の手術で完治しますので」
 それでというのです。
「ご安心下さい」
「それでは」
「あと二回手術を受けて下さい」
「そうさせて頂きますね」
「それとお金は受け取ったので」
 先生はこちらのお話もしました。
「もうです」
「宜しいですか」
「はい」
 牛女さんにこちらのお話もしました。
「二百万も頂きましたので」
「二百万で充分ですか」
「ですから」
 それでというのです。
「もうです」
「いいですか」
「充分です」
「二百万は私にとっては」
「何でもないですか」
「何しろこの六甲に広い土地を持っていまして」
 牛女さんは先生にご自身のお話をしました。
「そこに六甲の妖怪の多くが住んでいて」
「大家さんですか」
「妖怪のマンションもアパートも多く持っていて」
 そしてというのです。
「遊ぶ場所もです」
「持っていますか」
「そちらの収入がありますので」
 先生にお話します。
「二百万位は」
「何でもないのですか」
「はい」
 そうだというのです。
「妖怪は妖怪でお金を持っています」
「そうなのですね」
「私もです」
「収入があり」
「その管理もしています」
「では」
「はい、二百万をお出ししました」
 最初の手術のお金としてというのです。
「ですが」
「もうです」
「では」
「はい、むしろ二百万も頂いて」
 先生は恐縮した声で牛女さんに言いました。
「ご安心下さい」
「それでは」
 牛女さんは先生のお話を聞いてこう返しました。
「お酒やお菓子では」
「そちらですか」
「お礼をしないというのもどうもですし」
「だからですか」
「お酒やお菓子で宜しいでしょうか」
「そうですね」
 先生は牛女さんの提案に考えるお顔になって答えました。 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧