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八条荘はヒロインが多くてカオス過ぎる

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第二百九十一話 最初の決意その一

                第二百九十一話  最初の決意
 僕は決意した、それでクリスマス何処に行くのかを調べていった。クラスでもあれこれと考えていた。
 それで図書館に行っても考えていたけれどその僕に同級生で小学校の時に同じクラスだったことがあるフィンランドからの留学生カタヤイネン君が声をかけてきた、金髪碧眼で色素がかなり薄い子だ。背は一七四程ですらりとしている。
「何か悩んでる?」
「うん、クリスマス何処に行こうかって」
 僕はカタヤイネン君に答えた。
「そうね」
「そうなんだ」
「うん、スポットとか調べて」 
 そうしてだ。
「そのうえでね」
「そうなんだね」
「ちょっとね」
「日本人ってクルシマスデートに行きたがるね」
 カタヤイネン君は僕にこう返した。
「そうだね」
「そうだよね」
「クリスマスは」
「あとバレンタインもハロウィンもね」
「お正月もゴールデンウィークだね」
「あとお盆もそうした人いるね」
 デートあと旅行に行く人がだ。
「いるね」
「ゴールデンウィーク、お盆、お正月は旅行で」
「それでバロウィンとかバレンタインは」
 この時はだ。
「デートだね」
「それでクリスマスも」
「それでああだこうだ言う人もいるね」
「クルシミマスとかね」
「それが日本だけれど」
「もう何だかんだ言って」
 カタヤイネン君は僕に考える顔で言ってきた、僕は図書館の中の六人用の席の一つに座って神戸市のことを調べながら観光スポットを探していたけれどカタヤイネン君はその僕の向かい側に座ってきていた。それで僕に話してきていた。
「日本人ってもう宗教の関係なくね」
「旅行とかデートだね」
「楽しんでるよね」
「それはね」
 言われてみればだ。
「僕も思うよ」
「そうだよね」
「デートもお金使ってね」
「それで旅行もだね」
「使うからね、お金」
「クリスマスはね」
 カタヤイネン君は僕にさらに言ってきた。
「教会で静かに過ごすことがね」
「キリスト教の国では多いよね」
「そりゃパーティーもするけれど」
 それでもというのだ。
「多くの人はね」
「教会だね」
「そこで過ごすけれど」
「日本人ってキリスト教徒少ないし」
 教会はあってもだ。
「だからね」
「信仰自体が違うね」
「うん、ただお盆の時も」 
 仏教の時もだ。
「別にね」
「仏さんにどうとかないね」
「ご先祖を弔うことはするよ」
 廃れている面はあってもだ。
「それでもね」
「旅行行くよね」
「あとお盆の商品売るね」
 お中元も送ってだ。
「そうするよ」
「そうだね」
「そしてハロウィンも」
 こちらはケルト起源だ。
「最近楽しんでるけれど」
「デートしてお祭りしてるね」
「あれもね」 
 このこともだ。 
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