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ドリトル先生と琵琶湖の鯰

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第十一幕その五

「合体したり変形してロボットになるとかね」
「ああ、あるよね」
「日本にはね」
「これが何作もあってね」
「面白い作品が多いね」
「そちらを観るのも面白いし」
 それにというのです。
「これからもね」
「鉄道のこともだね」
「楽しんでいくね」
「学んで」
「そして食べて」
「そうしていくよ」
 こう言って駅弁もたらふく食べてでした。
 先生達は遂に神戸に着きました、そして自宅に行くとでした。
 宣誓をトミーと王子が迎えました、二人で先生の滋賀県でのお話を聞いてそうして先生に言いました。
「そうですか、最高のお仕事が出来ましたか」
「それはよかったね」
「ならですね」
「満足しているね」
「凄くね、本当にね」
 先生は二人ににこりとして言います。
「最高の旅だったよ、ただね」
「ただ?」
「ただっていうと」
「うん、今はほっとしてね」
 そしてというのです。
「やっと帰って来たって思っているよ」
「そうですか、お家に帰って」
「旅をしての最後の楽しみは何か」
「お家に着いた時に味わうことが出来ますね」
「このね」
「ほっとなる気持ちですね」
「この気持ちがね」 
 まさにというのです。
「旅の最後の楽しみだね」
「そして今ですね」
「僕はその中にいるよ」
 こうトミーにお話するのでした。
「いいね、本当に」
「それは何よりだね」
 王子も言ってきました。
「今回もそう出来て」
「うん、僕の旅はいつもね」
「最高のものでね」
「最後こうしてね」
「ほっとも出来るね」
「いつもいい旅が出来て」 
 それでというのです。
「本当に幸せだよ」
「それで僕達にもだね」
「これをね」
 こう言ってでした、二人にです。
 それぞれお土産を出してです、こう言いました、
「買って来たから」
「悪いね」
「じゃあ有り難く頂きます」
「そうしてね、ただ二人も機会があったらね」
 その時にというのです。
「滋賀県にもね」
「行くといいっていうんだね」
「そう言わせてもらうよ」
 王子に笑顔で答えました。
「王子もトミーもね」
「それじゃあね、機会があればね」
「その時にね」
「行かせてもらうよ」
「先生はこれで関西は大抵巡られて」
 トミーは先生にお茶、梅茶を出しつつ言いました。
「後は三重県だけですね」
「じっくり行っていない府県はね」
「そうなりましたね」
「大阪はしょっちゅう行ってるしね」
 関西の中心地であるそちらにはというのです。 
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