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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百二十二話 神と戦う者達その五

 早速食べはじめた、他のライダーも仲間達も同じだった。そして出ている料理は寿司以外にもあり。
 皆それぞれの料理を堪能した、その中で。
 里中は緋沙子の薬膳料理を食べて言った。
「これはです」
「如何でしょうか」
「美味しいだけでなく」
 その緋沙子に話した。
「身体にもいいですね」
「はい、薬膳料理ですから」
 緋沙子は里中に微笑んで答えた。
「味だけでなく」
「滋養のこともですね」
「念頭に置いていますので」
 だからだというのだ。
「そちらのことも安心してです」
「食べていいのね」
「はい」
 実際にというのだ。
「そうして下さい」
「この味はいいな」
 後藤は平目のアクアパッツァを食べて言った。
「普通の味じゃない」
「どうもです」 
 作った黒木場が応えた。
「美味いですか」
「ああ、しかしな」
「何ですか?」
「あんた作ってる時はバンダナ巻いてたな」
 後藤は彼のその時のことを話した。
「そうしていたな」
「はい、料理を作る時は」
「その時凄いテンションだったけれどな」
「リョウ君はバンダナ巻くと人格変わるんです」
 アリスが言ってきた、見ればアリスの料理も食べられている。彼女の料理は鴨のオリーブ煮である。
「凄いテンションになるんです」
「そうなんだな」
「はい、ですが後藤さん驚かないですね」
「そうした人とも会ってきたからな」
 後藤はアリスのその問いにも答えた。
「だからな」
「特にですか」
「驚かない」
 そうだというのだ。
「別にな」
「そういうことですね」
「じゃあそういうことで」
 黒木場本人も言う。
「宜しくです」
「ああ、じゃあこのアクアパッツァをな」
「食ってですね」
「戦う」
「じゃあそういうことで」
 テンションの低いまま言う黒木場だった、そして。
 アンクは独特の匂いを醸し出している鍋を食べて言った。
「いい匂いだ」
「この匂いがわかるのね」
「匂いだけで違う」
 作ったナオに言う。
「まさにな」
「そう言ってくれると何より」
 ナオはアンクのその言葉に笑って返した。
「もっと食べて」
「ならな、さっき食べた鮟鱇鍋もよかったが」
「そちらは私が作りました」
 今度は恵が言ってきた。
「美味しかったですか」
「あちらが正統派でだ」
 アンクは恵にも話した。
「そしてだ」
「私の鍋はなのね」
「異端だ、だがその異端がだ」
 それもまたというのだ。
「いい」
「そうなのね」
「素材はわからないがな」
「聞きたいかしら」
 ニヤリと笑ってだった、ナオはアンクに言った。 
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