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仮面ライダー エターナルインフィニティ

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第四百十八話 迷宮(ダンジョン)その十三

「この戦いはね」
「フィリップさんもそう思うよな」
「皆で精一杯戦ってね、頭も身体も使って」
「食って寝てな」
「手当も受けてね」
 そうしてというのだ。
「また戦うんだよ」
「それが俺達の今の戦いだな」
「そうだよ、だからね」
「カレーも食うんだな」
「うん、それこそお腹一杯食べて」 
 そうしてというのだ。
「そのうえでね」
「寝るんだな」
「長い戦いになるから」
 それ故にとだ、フィリップのダブルはドーパメント達を的確に倒しつつ話す。その動きには無駄が一切ない。
「だからね」
「そういうことだな」
「うん、ただね」
「ただ?」
「この戦いが何時終わるかはね」
 このことについてもだ、フィリップは言及した。
「わからないから」
「それでかよ」
「そのことは頭に入れておいて」
 そのうえでというのだ。
「戦ってね」
「そういうことか」
「そう、何時終わるんだって思ったら」
 その時はというと。
「心が乱れて崩れていくよ」
「それじゃあですね」
「もう敵が尽きるまで戦ってやる、ですね」
 ティオネとティオネはフィリップのダブルの今の話を受けてこう解釈して述べた。
「この戦いでは」
「そう思うことですね」
「そうだよ、まさにね」
 その通りだとだ、フィリップのダブルは二人に答えた。
「そう思ってドーパメント達が尽きるまでだよ」
「戦うことですね」
「めげないで」
「そうしておいてね、敵は必ず尽きるから」
 それが何時かはわからないにしてもというのだ。
「だからね」
「それじゃあ」
「この戦いは」
「戦っていこう、皆で」
「よし、じゃあやってやるぜ」
 ベートもフィリップのダブルの言葉に頷いてだ、そうしてだった。
 仲間達と共に戦っていった、ドーパメント達は倒しても倒しても出て来るがそれでも彼等は戦っていった。
 アイシャも刀を振るって戦う、刃がドーパメントを真っ二つにして爆発四散させる、だがその爆発を見ても。
 アイシャは笑わない、それで言うのだった。
「面白いね」
「というと何がよ」
「こうしてどんどん出て来てね」
 共に戦うルルネに話す。
「片っ端から倒せるのがね」
「そのことがなの」
「ああ、面白いと思ってるよ」
「そんなに戦いが好きなの」
「好きっていうか神様と戦ってるだろ、今のあたし達は」
 ルルネにこのことも話した。
「そして神様に勝つ、そう思うとね」
「それが面白いのね」
「とんでもないことだけれど」
 それでもというのだ。
「そのとんでもないことをね」
「やってみようと思って」
「絶対にね、そう思うからね」
「面白いのね」
「ルルネはどうだい?」
 アイシャはここでルルネに問うた、自分のサポートをしている彼女に。
「そのことは」
「そう言われると」
 どうかとだ、ルルネも答えた。 
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