八条学園騒動記
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第五百七十九話 バラエティ番組その二
「今日のお話で」
「そうか」
「ドラマ大好きなのね」
「ああ、本当にな」
「それでバラエティは嫌いね」
「どうもな」
「そこは本当に好みね」
ナンはあらためて言った。
「まさに」
「どうもな、ちなみにアニメも特撮もな」
「好きなのね」
「大好きだ、というかな」
「というか?」
「テレビはこの三つを増やせ」
ドラマとアニメそして二特撮をというのだ。
「バラエティとか報道とか政治もどき番組減らしてな」
「もどきなの」
「政治を何も知らないタレントが思いつきで無責任なこと言うだろ」
「ああ、テレビの政治番組ってね」
「司会者もいい加減だしな」
「やっぱり無責任なこと言うし」
「幾ら叩かれても態度変えないからな」
二十一世紀の日本程ではないがこのことはこの時代も変わっていない。マスコミのその体質は変わらないということか。
「だからな」
「それでなのね」
「そうした番組もな」
これもというのだ。
「なくせってな」
「思ってるのね」
「ああ、報道番組もな」
「そっちもなのね」
「政治もどき番組と一緒だからな」
どういったものかもだ、洪童は話した。
「だからな」
「いらないって言うのね」
「何があってもな」
それこそというのだ。
「俺としては」
「そうなのね」
「しかしな」
「しかし?」
「何でこうした番組やるんだ」
洪童は飲みつつ言う、日本酒を飲みながら。
「バラエティなりな」
「報道番組とか」
「本当に全部ドラマとかアニメにしたらな」
「いいっていうのね」
「特撮とかな」
「そうしたらいいだろ」
洪童は本音で言った。
「本当に」
「ドラマやアニメの制作スタッフや企業も限られてるし」
マルコは洪童に現実から話した。
「だからね」
「それでか」
「ドラマやアニメで全部放送することもね」
「無理か」
「特撮もね」
「それでそうした番組もあるんだな」
「そうだよ」
こう洪童に話した。
「どうしてもね」
「ならな、スポーツの実況をな」
「それぞれシーズンしかしてないよ」
スポーツはというのだ。
「そちらも」
「そうか、なら歴史とか動物とかな」
「それでも限りあるしね」
「どうしてもそうした番組が放送されるか」
「観る人もいるしね」
それでというのだ。
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