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新ヘタリア学園

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第七百二話  そんな奴いねえ

第七百二話  そんな奴いねえ
 イギリスは主人公が人形を使って自分のそれとは違う一家になれる漫画を読んでからドイツに対して言いました。
「特にすげえのは親父さんでな」
「若しかして財布から札束をどさどさ出す人か」
「ああ、知ってたか」
「お二人の生み出されたキャラは多いが」
 作品も多いだけにです。
「あのお父さんは特にだったな」
「財布逆さまにしたら札束が幾らでも出るからな」
「大金持ちどころではない」
「夢みたいな人だったな」
「はっきり言う」
 ドイツは言い切りました。
「あれは最早錬金術だ」
「マジでそうだな」
「錬金術師でその域まで達した人はいたと言われているが」
 それでもというのです。
「札束であれはだ」
「ねえよな」
「有り得ない人だ」
 そこまでというのです。
 お二人が生み出したキャラの中にはそうしたキャラもいました、お金を幾らでも出せるとんでもキャラも。


第七百二話   完


                   2020・8・27 
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