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おぢばにおかえり

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第六十話 朝早くからその一

               第六十話  朝早くから
 先輩ととても楽しい一日が終わってです、私は次の日はいつも通り朝早く起きて朝づとめとひのきしんの後で。
 朝ご飯を食べました、すると妹達がすぐに私に言ってきました。
「今日よね」
「今日お姉ちゃんの後輩の人来るのよね」
「お家に」
「そうよね」
「そうだけれど」
 私は少しむっとして妹達に返しました。
「どうしてあんた達が言うのよ」
「いや、そう言われてもね」
「実際に来るっていうから」
「だから楽しみにしてるの」
「何時来られるかなってね」
「楽しみって何がよ」
 上の妹に言いました。
「そんなの全然ないでしょ」
「いや、楽しみよ」
「そうよね」
 二人で私に言ってきました。
「それはね」
「どうなるのかって」
「どうもならないわよ」
 すぐにこう答えました。
「別に」
「そう?折角の機会なのに」
「またうちに来てくれるのに」
「またでもよ。それこそね」
 私は妹達にさらに言いました。
「変なこと言わないの」
「別に変じゃないしょ」
「特にね」
 二人共まだにこにことしています、そうしてそのうえで何かせっせとお茶をお菓子の用意をはじめました。
 それでまた二人でお話するのでした。 
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