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おぢばにおかえり

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第五十九話 先輩と神戸でその三十八

「かなり違いますから」
「そうなのね」
「何かですね」
 ここまで聞いてでした、私としても。
「先輩がお奇麗な理由がわかりました」
「規則正しい生活と適度な運動と」
「お風呂ですね」
 この三つです。
「東寮でもいつもひのきしんされていて」
「身体動かしていたっていうのね」
「回廊ひのきしんもされていましたね」
「ええ、時間があればね」
「そうしていさんでおられたので」
 ひのきしんがいい運動になってです。
「お奇麗になったんですね」
「私お母さん似だけれど」
「じゃあ先輩のお母さんも」
 本当にです。
「お奇麗だったんですね」
「今も若い感じするわ」
「代々の美人さんで」
 それで、です。
「磨かれてる感じですね。あと内面でしょうか」
「内面?」
「そう、性格って表に出ますから」
 お顔にです、だから人相といいます。
「ですからそれがいいと」
「お顔も奇麗になるの」
「人相ですね」
 お父さんとお母さんに言われたことです。
「元々の顔立ちに加えて」
「人相ね、それは私もわかるわ」
「それありますよね」
「生き方がいいとね」
「いいお顔になりますよね」
「人間四十になったら生き方が出て」
 先輩は私にお話してくれました。 
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