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レーヴァティン

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第百六十六話 全て整いその一

                第百六十六話  全て整い
 英雄は幕府の政の状況を確認した、これは常にそうしていたが今回の確認の時は確かな声で言った。
「時が来た」
「ではですね」
「これからですね」
「戦をはじめられますか」
「そうされますか」
「幕府の兵で出せる兵は全て出してだ」
 そしてというのだ。
「東を攻めていくぞ」
「わかりました」
「ではですね」
「これよりですね」
「戦をはじめますね」
「そうする」
 幕臣達に話した。
「いいな」
「はい、それでは」
「これよりですね」
「西国全体の兵を集め」
「そのうえで」
「東を攻める、まずはだ」
 英雄はさらに言った。
「尾張、そして美濃だ」
「あの二国ですか」
「あの二国からですか」
「攻めていきますか」
「そうしていきますか」
「尾張、美濃からさらにだ」
 幕臣達に話していった。
「信濃や三河を攻め」
「そしてですか」
「甲信や東海をですか」
「攻め取りますか」
「そうしていきますか」
「そうする、そしてだ」
 英雄はさらに言った。
「東海、甲信の次は北だ」
「北陸ですか」
「そちらに兵を進める」
「そうしますか」
「越前から加賀、能登と兵を進めるが」
 それだけでなくとだ、英雄はさらに話した。
「美濃から飛騨に入りな」
「越中ですか」
「あの国も攻めますか」
「そうもしますか」
「そして信濃の北からだ」
 そこからだというのだ。
「越後にも入る」
「北陸は三路ですか」
「三つの路より攻めますか」
「その様にしますか」
「そう考えている」
 まさにというのだ。
「今はな」
「そうですか」
「越前からは考えていましたが」
「それだけではないですか」
「三路からとは」
「そうして北陸は一気に制する」
 この戦略も話した。
「あの辺りは雪が多い、だから春になればな」
「その時が来ればですか」
「雪が溶ければ」
「その時になればですか」
「そうする、これは甲信も同じだがな」
 この地域もというのだ。
「やはりな」
「はい、あの辺りも雪が多いです」
「何かと」
「それで冬は行き来が不便です」
「信濃と甲斐も」
「美濃もその気があるな、だから春に攻め」
 その季節にというのだ。
「そして雪が降る前にな」
「その二つの地域の戦を終わらせますか」
「そうしますか」
「甲信と北陸は」
「その様にしますか」
「そうする、東海はともかくとして」
 この地域はというのだ。 
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