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ドリトル先生の野球

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第五幕その六

「日本にとってよくなってるよね」
「阪神が強くて巨人が弱いと最高みたいだね」
「日本に元気がみなぎってるね」
「そうだよね」
「うん、統計に取った訳じゃないれど」
 それでもと言う先生でした。
「どうもね」
「日本はね」
「阪神が強くて巨人が弱い」
「その方がいいね」
「元気が出ているね」
「昔巨人のフロントの偉い人が巨人が負けたら日本経済が滅茶苦茶になるって言ってたけれど」
 このことについてはどうかといいますと。
「全く違うね」
「そうだよね」
「むしろ負けた方がいいし」
「というか日本ってマスコミが弱い方がいいよね」
「どう見てもね」
「そうだよね、何かね」
 トミーは動物の皆のお話を聞いて言いました。
「マスコミってすぐに不景気ばかり言うから」
「そうなんだ、日本のマスコミはね」
「不景気、不況ばかり言いますね」
「連日連夜テレビで不況不況と言われるとね」
「自然と気が滅入ってですね」
「観ている人がげんなりとなって」
 テレビを観ている人がというのです。
「そうしてね」
「気分的にですね」
「不況になってね」
「それで日本は不景気だったんですね」
「長い間ね、僕は日本の不景気は」
 かつての長い間のそれはといいますと。
「マスコミがかなりの責任があったよ」
「毎日不況とばかり言っていたからですね」
「その不況ばかり言っていた司会者が年五億の報酬だったんだよ」
「不況なのにですか」
「そして巨人は青天井にお金を使って補強をしていたんだ」
 不景気だというのにです。
「お金はあったんだよ」
「マスコミにですね」
「マスコミ栄えて国亡ぶかな」
「酷いお話ですね」
「不況不況と言ってる人が儲かってる」
「日本はおかしかったんですね」
「どう見てもね」
 不況の頃の日本はというのです。
「そのことにネットが普及するまで皆気付かなかったんだ」
「マスコミが言っていることに」
「マスコミをチェックして」
 その発言や行動をです。
「そしてね」
「そのうえで、ですね」
「その間違いを広く知らせる」
「そのネットが普及して」
「それまでは。問題点を指摘する人がいても」
 マスコミのそれをそうした人はいたのです、当時も。
「新聞やテレビは何百万という人に知らせるね」
「それが武器ですよね」
「だから嘘でもね」
「沢山の人が嘘と思わない」
「例えば北朝鮮を地上の楽園だとテレビや新聞が言ったら」
「何百万の人が信じて」
「そして北朝鮮に行く人も出て来る」
 そうしたことになるというのです。
「日本で本当にあったことだよ」
「とんでもないお話ですね」
「全くだね、それで不景気についてもね」
「マスコミがテレビや新聞で不況だと言い続けて」
「ずっと不景気だった面が強いよ」
「まさに病は気からですね」
「僕は医者だから言えるよ」
 病は気からという言葉についてもというのです。
「心が暗いとね」
「病気もですね」
「余計に悪くなるからね」
「気の持ちようですよね」
「それで不景気も全く違うよ」
「日本ではマスコミが連日連夜不景気ばかり言っていたので」
「ずっとだったんだよ、そして言う人が年五億の収入だよ」 
 それだけ貰っていたというのです。 
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