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第参次世界大戰 巻ノ壱

作者:KAMIZAKURA
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❑出港

通常では甲高い喇叭の音と共に港を離れていくのだが、今回は機密保持のため、

喇叭の演奏は中止であった。

沢山の士官が私たちを見守っていく。

中には手を振っている者もいた。

我々は大日本帝国にとって、最後の頼みの綱だからな。

零の気持ちは一層高まった。






しかし、坂東が零を艦長に任命したのは他の目的があるということを、

大日本帝国政府はこれから知ることになる。

                             (巻ノ壱終ワリ。巻ノ弐二続ク...)
 
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