新ヘタリア学園
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第五百七十七話 トルコの勃興
第五百七十七話 トルコの勃興
トルコはオスマン朝の頃のことが有名です、ですがそのはじまりはずっと古かったです。
まだ小さいトルコに上司の人が言いました。
「いいか、私が今日からお前の上司だ」
「おめえさん誰でい?」
「セルジュクという者だ」
こう名乗りました。
「以後私はお前の為に戦っていく」
「それで政治もしてくれるんだな」
「そうだ、お前はビザンツ帝国の領土だった場所に生まれたが」
今で言う小アジアです。
「それでもだ」
「これからは国として生きるんだな」
「そうなる、それでいいな」
「ああ、じゃあな」
それならとです、トルコも応えました。
「これから宜しく頼むな」
「それではな、お前は強くなる」
上司の人は言い切りました。
「必ずな」
「っていうとアッバース朝みたいになれるかい?」
「絶対になれる」
トルコにこうまで言います、トルコはセルジュク朝の頃から確かな自我を持ちました。どうやらアッバース朝の頃から自我が芽生えていたみたいですが。
第五百七十七話 完
2020・6・26
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