星河の覇皇

「そちらは」
「はい、肥満はです」
「体格の中ではよくないものです」
「あまり過ぎるとです」
「健康に悪影響が出ます」
「痩せ過ぎもよくないが」
　こちらもというのだ。
「肥満もだ」
「どちらもですね」
「どうしてもよくありませんね」
「健康の為には」
「適度がいいですね」
「極端な肥満と極端な痩せ過ぎは同じだ」
　健康に悪いという意味でというのだ。
「どちらもな」
「その通りですね」
「どちらも身体に悪影響が出ます」
「酷いと生命の危険もあります」
「どうしても」
「だからだ」
　それ故にというのだ。
「体格のことでもな」
「肥満はですね」
「痩せ過ぎと同じであり」
「過ぎるとよくはない」
「適度であるべきですね」
「かつて人類は肥満の問題にも直面していた」
　アメリカが有名だがこの国だけではない、中国やメキシコ、オーストラリア。ブラジル等もそうだった。欧州ではイギリスやドイツ等が顕著だった。
「食生活等でな」
「あまりカロリー摂取が過ぎますと」
「運動量と比較して」
「そうなればですね」
「どうしてもですね」
「太ってしまってな」
　そしてというのだ。
「肥満に至りだ」
「それが極端になり」
「過ぎて、ですね」
「健康にも影響が出る」
「そうなってしまいますね」
「肥満しないことも大事なことだ」
　国家の為にはというのだ。
「国民の健康という意味でだ」
「体格と共に、ですね」
「重要なことですね」
「どうしても」
「そうしたことですね」
「こちらもな、そして体格には個人差もある」
　フラーフはこのことについても話した。
「長身の者がいれば小柄な者もいる」
「それぞれですね」
「そこは違いますね」
「どうしてもですね」
「体格の違いがありますね」
「日本の伊東首相はだ」
　連合はおろかサハラでもよく知られている彼女はというと。
「かなり小柄だな」
「一五〇程でしたね」
「サハラでも小柄です」
「それもかなり」
「連合では特にだ」
　体格のいいこの国ではというのだ。
「成人男子の身長が一九〇で一五〇だ」
「そうなると特に、ですね」
「小柄な方ですね」
「どうしてもですね」
「そう言っていいですね」
「連合でもそうした小柄な人物もいる」
　伊東はよく九尾の狐なり牝狐だの言われている、しかしそれとは別に悪口として小柄な為に小狐と呼ばれることもあるのだ。