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ドリトル先生の競馬

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第七幕その九

「聖職者ともね」
「言われていたんだね」
「それもおかしいね」
「ただ人に教えているだけだとね」
「神様にお仕えしていないなら」
「聖職者じゃないんじゃ」
「そうしていつも心を磨く様にしていないと」
 神様にお仕えする中でというのです。
「おかしいよ」
「そもそも」
「そうよね」
「そうして聖職者って言うから」
「余計におかしくなるんじゃないの?」
「おかしな人達を持ち上げるから」
「そう思うよ、僕も」
 先生にしてもでした。
「先生も選ばないとね」
「ちゃんとした人をね」
「それでちゃんと研修とか続けないと」
「迷惑するのは生徒さん達だから」
「部活でもね」
「そうだよ、おかしな先生を見付けたら」
 その場合のこともです、先生は皆にお話しました。
「ちゃんと対応をしないとね」
「処分とかだね」
「クビとかも含めた」
「そうしたことをしないと」
「やっぱり駄目だね」
「だって普通に考えて会社で人を殴ったらどうなるかな」
 この場合はというのです。
「一体」
「クビだよね」
「立派な傷害罪だよ」
「日本でもそうだよね」
「イギリスでもそうだし」
「むしろそういうことイギリスの方が厳しい?」
「むしろ」
 皆もこうお話します。
「そんなことしたら」
「それこそね」
「間違いなくクビだよ」
「そうならない方がおかしいから」
「どう考えても」
「そうだね、だから日本の学校の先生も」
 普通の会社と同じ様にというのです。
「そんな暴力振るったりする人はね」
「生徒を使い捨てにするみたいな人も」
「生徒の人達こそ迷惑だから」
「だからよね」
「そうした人はクビにしていって」
「まともな人にいてもらうべきね」
「僕はそう思ったよ、酷い先生になると」
 それこそというのです。
「普通にそうしたことするからね」
「それ自体がおかしいから」
「暴力が普通とか」
「生徒を消耗品扱いするとか」
「どう考えても異常よ」
「こうした人は当然一般社会でも問題だし」
 いうまでもなく、という口調背先生は言いました。
「若い人や子供にものを教える先生は」
「尚更だよね」
「それこそ」
「そんな酷い人は先生になったらいけないよ」
「職業は違えどヤクザ屋さんみたいだし」
「間違ってもね」
「ヤクザ屋さんは捕まるよ」
 先生は真顔でお話しました。
「悪いことをすればね」
「けれど日本ではね」
「学校の先生は捕まらない」
「それどころかクビにもならない」
「だから変な先生が残って」
「そんな部活もあるのね」
「僕はスポーツはしないけれど」
 ご自身ですることは無縁です。 
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