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ドリトル先生の競馬

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第七幕その五

「涼しくなってきました」
「そう、今年の夏も暑かったけれど」
「日本のお盆が終わって暫く経って」
「もうね」
「涼しくなってきているんですね」
「そうだよ、それで馬達もね」
「夏の時よりも沢山食べる様になって」
 考える顔での言葉でした。
「それで、ですか」
「太りだしてね」
「その分スピードが出なくなっていたんですね」
「そうだよ、ただそれもね」
 スピードが思う様に出ない、この悩みはというのです。
「次第にね」
「出る様になっていきますか」
「そうなるよ、涼しくなった分馬達も動きやすくなって」
「僕達もですね」
「必然的に運動量も増えるね」
「夏は暑くて日差しも強くて」
 ホフマン君はここでお空を見上げました、確かに最近涼しくなっていますがまだ暑くて日差しは強いことも事実です。
 それで、です。先生にお話するのでした。
「夏休みの部活は休憩も多いです」
「日射病、熱射病対策でだね」
「そうしています」
「その心配もなくなるしね」
「秋は、ですね」
「スポーツの秋ともいうよね」
 先生はこの言葉も出しました。
「運動しやすくなって」
「日本にはその言葉もありますね」
「だからね」
「このこともですね」
「あるからね」
 それでというのです。
「特に気にすることはないよ」
「そうですか」
「秋になれば」
「馬達も元の体重に戻って」
「そして君達も今以上に練習する様になるから」
「スピードもですね」
「出るよ、ただ今の部活は」
 夏の、というのです。
「絶対に今後に生きるよ」
「そうなりますか」
「うん、練習つまり努力はね」
「嘘を吐かないですね」
「絶対に秋以降にもね」
「生きてきますか」
「そうだよ、ただね」
 休憩中の皆を見てまた言いました。
「皆しっかりと休んでいるね」
「先生もそこはしっかり言われて」
「日射病、熱射病にならない様にだね」
「ちゃんと水分を摂って」
 そうしてというのです。
「休憩もと」
「それに塩分もだね」
「そちらも言われています」
「そう、本当に夏はね」
「日射病に熱射病が怖いですね」
「日本ではね」
「だからですね、僕も」
 かく言うホフマン君自身もというのです。
「ちゃんとです」
「休んでだね」
「水分も塩分も」
「それはいいことだね」
「僕はスポーツドリンクも飲んでいます」
 こちらの飲みものもというのです。
「夏はよく」
「そのこともいいよ」
「やっぱりそうですか」
「普通にお水を飲むこともいいけれど」
「それでもですね」
「スポーツドリンクはね」
 普通のお水よりもというのです。 
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