| 携帯サイト  | 感想  | レビュー  | 縦書きで読む [PDF/明朝]版 / [PDF/ゴシック]版 | 全話表示 | 挿絵表示しない | 誤字脱字報告する | 誤字脱字報告一覧 | 

新ヘタリア学園

しおりを利用するにはログインしてください。会員登録がまだの場合はこちらから。 ページ下へ移動
 

第五百四十一話  勝ち進んできて

第五百四十一話  勝ち進んできて
 ローマはレギオンの工兵としての能力と組織力、戦場での重装備の方陣によって勝ってきました。それでです。
 レギオンは無敵と思っていました、それは市民の人達が特にそうで。
「もう何でも来いですよ」
「ケルトの連中にも勝ってきましたし」
「それならですね」
「どんな相手もですよね」
「ああ、皆絶対の自信があるんだな」 
 ローマが見てもそうでした。
「じゃあまたカルタゴがおかしな動き見せてきたけれどな」
「やってやりましょう」
「前の戦いでは連中が一番得意な海での戦いで勝ってます」
「それでどうして負けるんですか」
「海の次は陸です」
 そこで戦ってというのです。
「陸なら余計にですよ」
「レギオンがあるんですから」
「どうして負けるんですか」
「カルタゴなんて敵じゃないですよ」
「ああ、じゃあ海の方に注意しておくか」
 ローマはカルタゴ海軍を警戒していました。
 馬のことは全く考えていませんでした、ですがその油断がローマをして彼の国家としての人生の中で最大のピンチを招くことになるのでした。


第五百四十一話   完


                  2020・6・8
 
ページ上へ戻る
ツイートする
 

全て感想を見る:感想一覧