新ヘタリア学園
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第五百三十七話 騎馬軍団
第五百三十七話 騎馬軍団
かつてはあらゆる国の軍隊で馬を使っていました、それは大昔からです。
それでイタリアはこうしたことを言いました。
「使っていなかった国殆どないよね」
「俺はほぼ馴染みなかったで」
キューバはそのイタリアに笑ってお話しました。
「正直言ってな」
「あっ、島国だからだね」
「そや、それより船や」
「そうした国もあるよね」
「けれど馬を使ってなかった国は殆どないな」
このことはイタリアの言う通りだというのです。
「ほんまに」
「俺も使ってたしね」
「ローマさんもやったな」
「祖父ちゃんの軍隊はあまり重要じゃなかったけれどね」
ローマではそうでした。
「ギリシアのお母さんの時もそうだったけれど」
「それよりも歩兵やったな」
「鎧と盾と槍で武装したね」
ローマのそれはレギオンと呼ばれていました、重装備で方陣を組んでいたローマを象徴する編成でした。
その馬のことをです、今イタリアは振り返るのでした。
第五百三十七話 完
2020・6・6
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